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『栃木県 佐野市民病院の医師不足の解消策はある〜栃木県福田知事にも2006年12月15日に 私見を申し上げましたが、救急輪番の停止など異常事態を臨床研修制度に原因を求めるのは誤りです〜』(長 隆)                


佐野市民病院


・医師不足を 独協大・日本医大に要請すること自体順序が逆です・医大医局が医師派遣の力をなくしたことが市長以下官僚に理解されていません。名古屋大学医学部付属病院 松尾副院長の資料で明らかなように 医師が医局に相談して就職先を決めるのはほとんどないのです。

 病院のホームページ・病院見学・インターネットで決めているのです。佐野市民病院のホームページをみて 努力するものが報われる病院とは到底思えません。医師の琴線に触れるような経営を目指していません。


・過疎地であっても医師が充足し経営成績の順調な自治体病院を市長と行政担当者は見学し真似すべきです。市民の不安を本当に真剣に受け止めているとは思えません。ちなみに佐野市議会議員一行は 2006年11月8日京都府の新大江病院を視察しています。

そもそも佐野市は過疎地ではありません。浦和インターから50分です。東京から十分医師が通勤可能なのです


・248床のうち医療療養病床が63床・介護療養病床が29床です。この体制どうするのか不透明で医師が赴任するはずがありません。療養病床の勤務医を募集していますがその前に医療機能をどうするのかを決めて市民はもとより勤務医師に速やかに開示しなければなりません。これができなければ医師の離脱を阻止することは不可能です 


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引用記事1)

両毛広域医療圏/佐野市民病院の救急輪番休止/運営会議で対応決定へ

2006.12.14 下野新聞 

 佐野市民病院の医師三人が退職することを受け、市は同病院が担っている両毛広域医療圏の二次救急輪番を休止する手続きを進めている。きょう十四日、同医療圏の関係者が出席して足利市で開く病院運営会議で対応が決まる。

 二次救急輪番は夜間の手術や入院を必要とする患者の受け入れを複数の病院が持ち回りで担当する制度。佐野、足利でつくる両毛広域医療圏の二次救急体制は市民病院と佐野厚生総合病院、足利市の足利赤十字病院が一週間単位で担当している。

 市民病院は来年一月末までに常勤内科医三人の退職が決まっている。十一人いた常勤医が八人となり輪番の担当を続けていくことが困難となった。すでに今月一日、岡部正英市長名で運営会議の主体である両毛地区広域行政推進協議会(会長・吉谷宗夫足利市長)に休止を申し入れている。

 運営会議には市から門脇淳市民病院長や市民病院事務部長、消防関係者らが出席。足利の行政関係者や佐野厚生総合、足利赤十字両病院の院長らと協議し、対応が決定する見通し。

 休止期間は当面、来年三月末までを予定している。市は「両病院にご迷惑をお掛けすることになり申し訳なく思っている。医師確保に全力を 尽くしたい。」


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引用記事2)

佐野市民病院、内科医3人が退職へ 来年から新規入院中止 

2006.12.01朝日新聞  

 経営と医療運営の両面で慢性的な危機状態が続いている佐野市民病院(同市田沼町、258床)で、11人の医師のうち、副院長を含む同じ大学出身の常勤内科医3人が同病院を去ることが30日分かった。岡部正英市長が記者会見し、明らかにした。非常勤医師を動員して急場をしのぐ計画だが、新規患者の入院は差し止める方針だ。

 同病院の医師不足は深刻で、97年に29人いた医師は、新医師臨床研修制度の影響などで減り続け、今年4月にも整形外科医が辞めて、11人にまで落ち込んでいた。

 10月末になって常勤医1人を同病院に派遣している日本医科大が12月末での派遣取りやめを通告。さらに11月、同大学出身の別のベテラン常勤医2人が来年1月末での退職を申し出てきた。市と病院は、本人や大学側を慰留したが、態度は変わらなかった。

 3人が病院を去ると残る常勤医は8人で、内科(消化器内科を含む)は2人しかいなくなる。同病院の中里博行事務部長は「来年1月以降は新規入院を受け付けない方針。現在、内科にかかっている患者は転院させることがないよう極力、残された陣容でカバーするつもりだが、どういう事態になるか予測できない」という。

 急場の対応策として57人いる非常勤の医師たちを動員して勤務ローテーションを埋めることにしているが、「来年2月以降の医療業務への影響はきわめて大きい。会計面でも医療収入の大幅な落ち込みが出そうだ」(中里部長)という。

 岡部市長は「県や日本医科大、新たな医師派遣を要請中の独協医科大とも、医師の絶対数が足りない現状ではどうしようもないというばかり。年度途中での急変なのでお手上げというしかない」と頭を抱えている