| JAMIC JOURNAL 62 第2期 ジャミック開業予備校 講師通信 ![]() -儲かっていて、お金があるクリニックのポイントは?− 3/25 SAT 毎年3月15日は「確定申告」の締切日。クリニックを開業すれば、前年の一年分について、「決算」をして「確定申告」をしなくてはならない。耳慣れぬ言葉に抵抗を感じる方もいらっしゃるだろうが、経営者となれば、必ず理解せねばならないのが税務会計。その基礎知識をわかりやすく学ぶ講座が開講する。
勝ち組診療所になりましょう 個人診療所の新規開業は、一昨年は、一般診療所が3,344件も開設されました。件数だけを見れば、「開業ラッシュ」の様相を呈していますが、開業すれば必ず儲かるという時代はもはや終わってしまいました。今や、勝ち組と負け組みに選別される時代です。実際、止むなく閉院になるクリニックも増えています。 「診療だけやっていればよい」というスタイルでは、経営は成功しないでしょう。開業するということは経営者になることであり、それなりに身につけなければならないものがあります。勤務医時代とは違い、経営学、税務、会計、労務管理など、ほとんど足を踏み入れたことのない世界に、積極的に飛び込んで学び取らなければなりません。勝ち組になるには、経営全般をまんべんなく学び、実践ができなくてはならないのです。 開業医立場が逆転 勤務医時代は「給与所得者」であり、税金を計算して、自ら税務署に足を運んだ経験がある方は数少ないのではないでしょうか。開業医となれば、先生は「確定申告」をしなくてはなりません。 「確定申告」とは何でしょうか。 1月1日から12月31日までの一年間の収支を自ら計算して、「事業所得」を確定し、「所得税」も算出して、税務署に申告することです。 開業医は会計のみならず税務知識を学ばざるを得ないのです。避けて通ることができない分野です。 最も立場が変わるのは、雇われていた身から、人を雇う身になることです。職員を雇えば、毎月、職員の給与から「源泉徴収」をして所得税を税務署に納付し、年末になれば「年末調整」をします。立場がまるっきり逆転するのです。 「勘定合って銭足らず」は危険信号 開業医の先生方から話を伺うと 「なぜ、借入金の返済分は『費用』にならないの」 「1年間の現預金の増加は少ないのに、損益計算書上では、何でこんなに利益が多いの」といった質問を受けます。これは、収入と収益、支出と費用の区別がついていないことの現れであると思います。 「収入・支出」だけで、クリニックの経営を考えていると、いつか資金ショートに陥ります。「勘定合って銭足らず」の行く着く先です。 日々の取引はすべて、「収益、費用、資産、負債、資本」の組み合わせです。「利益」と「現金収支差額」は別モノです。 「収益、費用、資産、負債、資本」を理解することで、「勘定合って銭足らず」ということにならないためのポイントが見えてくるはずです。 儲かっているけどお金がない 「今年も利益は出たけど、お金が残っていないよ」 という嘆きを耳にすることがあります。「損益計算書」上では利益は出ていても、「貸借対照表」の現預金が少ないのです。なぜなのでしょうか。こんな状況に陥らないためのポイントとは・・・。疑問は尽きないと思いますが、詳しくは講義で説明します。(図表参照)
決算書で健康診断をしましょう 確定申告のために、貸借対照表や損益計算書などの「財務諸表」を作成したら終わりではありません。 次は、これらの財務諸表を有効にしなくてはなりません。これらの書類から、財政状態・損益状況・資金収支を分析するのです。つまり、自らの診療所の「健康診断」を行うのです。これを一般的には「経営分析」と呼びます。 「いくら利益を稼ぎだしたいか」という目的を達成するため、例えば、患者数を増やすにはどうしたらよいか、薬剤や衛生材料の仕入れに無駄はないか、スタッフの残業時間は適正か、と数字から読み取っていくのです。経営分析は、数字の背後にある経営改善に役立つ情報を得る方法なのです。 講義では、会計の流れ、開業医に係る税金・届出等のスケジュール、そして、経営分析ができるための基礎知識をお教えします。基本の基本です。ぜひご参加ください。 ◆クリニックの4タイプ
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