『福島県 小野町地方綜合病院(小野町・いわき市などの事務組合立)190床の 病院改革検討委員会の発足にあたり』 長 隆
佐藤知事の逮捕により 前県政の医師不足への対応が不十分であったことが 県の行政サイドからも批判が出てきた。 福島県 幹部が小手先の 医師不足対策であったことを認めた事は希望が持てる。 県立病院はもとより 県内の自治体病院の見本となるような再編・機能分担の答申を 年内にも報告させていただきます。 福島県の全面的バックアップが期待できると 意を強くしました。小野町地方綜合病院の大改革は この医療圏の医師不足 解消の即効薬になるでしょう。 公立相馬総合病院の院長の悲鳴に 福島県・相馬市ともに小野町の改革を参考にして欲しい。 (以下引用1です) 県政に望む 2006.11.04 読売新聞 ◇公立相馬総合病院院長の意見
年間約7万人の外来患者を、自身を含め18人の常勤医で診る。宿直で寝る間がない医師も多い。「あと5、6人は人手がほしい」 大熊町出身。1979年に公立相馬総合病院に赴任後、地方の医療現場の苦境を肌で感じてきた。「医師不足は昔からだが、さらに深刻になっている。さまざまな医療技術が発達し、診察希望の患者は年々増えるばかり」。昼夜の分け隔てなく勤務医は激務が続き、疲れ果てた末に開業医に転出する医師も少なくない。 04年度から義務づけられた臨床研修制度は、医師の都会志向を強め、医療過誤が訴訟につながるため診察や手術への委縮ムードも広がったと感じている。いずれも勤務医不足の背景となっていると指摘する。 県も医師不足の解消に乗り出したが、心配は残る。団塊世代の医師の定年が本格化すれば、産婦人科や小児科だけなく、内科や泌尿器科など、ほかの診療科でも勤務医が足りなくなる。 「県内の医療格差の解消に向け、増員以外にも、隣接する公立病院同士が弾力的に協力出来るシステムを作ったり、国へ医療過誤審判の専門機関設置を要望したりするなど、課題は多い」。県政への願いは強い 前福島県知事は大問題になった 只見町に 一度も足を踏み入れなかったそうです (以下引用2です ) 佐藤県政の残像:新知事が背負う課題 医師不足解消 2006.11.04 毎日新聞 ◇“即効薬”現場にヒント 県民の生命にかかわる問題だけに最も深刻と言えるのが医師不足だ。県立大野病院の産婦人科医が業務上過失致死容疑などで逮捕、起訴された医療事故で、深刻さはさらにクローズアップされた。県は医師不足対策の「応急処置」として「医師派遣調整会議」による公的病院への助手の派遣を始めてはいるものの、各病院からの要望に対する充足率は4割に満たない。県はさらに対策を加速させる必要に迫られているが、候補者の掲げる施策に対し、現場の医師や県職員からは「深刻さが分かっていない」と指摘する声もある。 ◇ ◇ 県は昨年度末、新たに医師派遣調整監に任命した菊地臣一・県立医大医学部長(当時)らで構成する医師派遣調整会議を設置した。県立医大の助手20人を今年4月から月6回、公的病院に非常勤医として派遣。10月には13人の派遣を決定した。 このほかにも、今年度県は、育児などのため医療の現場を離れている女医の復帰支援に向け現役の女医らによる懇談会の開催をしているが、具体的な施策立案には至っていない。 また、現在80人の県立医大医学部の定員増を再三にわたって国に要望している。しかし、厚生労働省などが08年度から10年間に限り認めた最大10人までの定員上乗せは、全定員の半分にあたる45人以上に県内や医師不足県で一定期間働くことを条件とした奨学金の設定を課すなどハードルが高い。 ◇ ◇ 唯一即効性があった施策であることは否定できない医師派遣調整会議。しかし、県保健福祉部幹部は「パートのあっせんで、お茶を濁しているだけのようなもの」と本質的な解決にはつながらないとみている。「問題の根っこには、医師の働く環境がある。給料ではなく高度な医療レベルやスタッフがいて、医師としての実力をつけることができれば自然に若い医師は集まってくる」とも話す。 県立医大の卒業生のうち、県内にとどまる医師は98〜05年度平均で6割に満たない。2年間の卒後臨床研修が義務付けられた04年度以降は5割に届かないのが現状だ。 ◇ ◇ こうした中、注目されるのが、県立医大に新しく設置された地域・家庭医療部が取り組む「家庭医」の養成だ。家庭医は特定の専門分野に特化せず、広い分野に対応できる医師の養成を目指す。出産を取り扱う家庭医もいるという。大学として家庭医の養成を目指すのは全国で初めてで、その将来に注目する研修医も出てきている。ただ、長期的な期待は持てても、即座に医師不足解消の決め手にはなり得ない。 県立医大や県の要請を受け福島市内の総合病院から只見町営「朝日診療所」に赴いた八巻俊彦所長は、「前の知事はあれだけ只見町の問題が話題になっても、一度も診療所に足を踏み入れることはなかった。新しい知事にはまず現場を見てもらい、その上で判断してほしい」と訴える。過疎地医療の最前線で、患者の生命を預かる医師の言葉は重い。 |