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TOP 【根室】根室保健所は十五日までに、二○○六年末の根室管内の医療機関の常勤医師数をまとめた。市立根室病院の医師引き揚げなどで二年前より十人少ない七十五人となり、人口十万人当たりでは同十一・九人減の八十八・五人。道内に二十一ある二次医療圏で最低となるのは確実で、「医療過疎」はさらに深刻化している。(須藤真哉) 今回、管内の医師数が減少したのは、旭医大などが派遣医を引き揚げたことで市立根室病院の常勤医師が昨年四月以降、六人減の十一人になったこと、昨年三月に根室隣保院付属病院が閉院したことが主な要因だ。 管内では、九九年に移転新築した町立中標津病院や新病院建設を目指す市立根室病院で医師の確保が進み、人口減も続いたため、人口十万人当たりの医師数は九六年の六十五・三人から増え続けていた。だが、新人医師が研修先を選べる臨床研修制度が二○○四年度に導入されて以降、大学が地方に派遣する医師を十分確保できなくなり、完全に流れが変わった。 四月以降も、市立病院の内科医四人全員が大学の派遣医引き揚げなどで病院を離れるなど、今後も管内の病院を取り巻く状況は極めて厳しい。 一方、○四年末の人口十万人当たりの医師数は上川中部(旭川市など一市八町)が二百九十九人、札幌(石狩管内)が二百六十五・九人で今回の管内の数字の三倍以上。○六年は未集計だが、都市部での勤務を選ぶ医師が増える中、「格差」の拡大が予想される。 二次医療圏は入院を伴う一般的な医療がほぼ完結する地域単位で管内は一市四町で構成。道は二年ごとに医療圏別の医師数を調べている。 根室保健所は「管内では自治体病院間や開業医との連携を深めなければ地域医療を守れない」と危機感を強めている。 北海道新聞社
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