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『平成16年4月から、医学部卒業後2年間の臨床研修が義務化されました。それに伴い2年目に「地域保健・医療研修」というのが1ヶ月以上義務付けられました〜 夕張市立総合病院は隣町の穂別診療所と同様の研修施設を目指しています』(長 隆)


「北海道むかわ町穂別診療所(一木所長)の御紹介」

医学生、研修医実習のご案内
穂別診療所では地域医療、家庭医、プライマリー・ケアに興味がある医学生、研修医の研修を受け入れています。診療所だけでなく、町内の特別養護老人ホーム、精神障害者授産、更正施設、在宅介護支援センター、保健・福祉センターなどの施設も研修することが出来ます.
あなたも「むかわ町」の目指す、地域包括医療、福祉を体験してみませんか?


平成17年度研修受け入れ実績
地域保健、医療研修
平成16年4月から、医学部卒業後2年間の臨床研修が義務化されました。それに伴いまして2年目に「地域保健・医療研修」というのが1ヶ月以上義務付けられました。
これは地域の開業医、老人福祉施設、保健所、穂別町国保診療所のような僻地の病院・診療所で1ヶ月から3ヶ月の研修をうけるものです。当院もカリキュラムを作成、研修を行っています。


(平成18年度より、北海道大学付属病院の研修医受け入れが始まっています)
指導医師紹介

研修プログラム

研修受け入れ状況、スケジュール

研修中の医師紹介、これまでに研修を終えた医師の感想

お問い合わせ:hobetsu@d2.dion.ne.jp


(産科医師の感想文です)
藤田 宗純 医師  (北海道大学医学部付属病院 臨床研修医 2年目)

穂別に来て  
はじめまして。研修医2年目の藤田と申します。来たばかりでまだまだ穂別のことはわかりませんが、緑が多くて気持ちいいです。1ヶ月の研修ということでやってきましたが、自分自身、診療所という場は初めてで、至らない点もあるかもしれませんが、少しでも穂別の皆様のお役に立てればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

研修を終えて
早いもので、穂別に来てもう1ヶ月が経ちます。穂別診療所では、様々なことを経験させていただきました。その中で、一番印象深いことは、患者さんに対する姿勢です。ここでは、様々な職種や他施設の職員と協力しながら、一人の患者さんを診ています。医師の仕事は外来や往診で患者さんを診ることが基本ですが、患者さんを一人の地域住民として診ているということです。患者さんの生活背景や環境にまで気を配った診療を日々行っているところに地域医療・かかりつけ医としての役割を見ることができました。
これまで様々な地域医療の問題がテレビや新聞などで取り上げられてきましたが、実際にそういった問題を間近で考える機会を得ることができ、また、診療所の実際を経験できたことはとても大きかったと思います。どうもありがとうございました


これまでに「地域保健・医療研修」を終えた研修医のみなさん
5

福原  淳一   医師  (北海道大学医学部付属病院 臨床研修医 2年目)
ふくはら じゅん



6

山田 勝久  医師  (北海道大学医学部付属病院 臨床研修医 2年目)
やまだ かつひさ

穂別診療所における地域医療研修を終えて
地域医療研修ということで1ヶ月間穂別診療所にて研修をさせていただき、率直な感想としてはよかったなと思っています。もともと地域医療、僻地医療というものに特別な関心は持っていませんでしたし、研修前は穂別に行ったら往診がたくさんあるのかな、などと考えていたのか正直なところです。

 まずこの1ヶ月間で非常に印象に残ったのが、他職種との連携が強く、また患者さんの背景をとてもよくみているということでした。サービス担当者会議では看護師さん、保健師さん、それにデイケアの職員の方々などと意見交換して、それぞれの患者さんの背景、生活環境などを考慮して話し合いが進められており、これまで見たことがない光景で驚きました。これまでは患者さんの家族背景や住んでいる場所くらいには目を通していましたが、ここまで詳しくみることはありませんでした。往診においては患者さんを診て、そのほかに家の状況、生活環境を見ることが重要であることがわかりました。また日常の外来でも、地域医療ならではだと思いますが、それぞれの患者さんの背景を考慮して診ることの重要性も学ぶことができました。まさに「病気ではなく患者を診る」ということ改めて考えさせられました。

 その他にも、交通の便があまりよくなく訪問診療が必要であること、特別養護老人ホームなど諸施設との連携、MRIなどなく限られた設備での医療、限界を見極めて大きい病院へ紹介すること、そしておいしい穂別メロンなど。いろいろなことを学ぶことができ、非常に充実した研修をさせていただいたと思います。この経験をこれからの診療に生かせるようがんばりたいと思います。ありがとうございました。



7

大寺 慶 医師    (北海道大学医学部付属病院 臨床研修医 2年目)

現在の卒後臨床研修制度では、研修2年目で1ヶ月間の地域医療研修が義務付けられています。せっかく与えられた機会なので、所長をはじめとして診療所のスタッフ全員が熱心に地域医療に取り 組んでいる様子がこのホームページから感じ取ることができた穂別診療所を研修先として選びました。実際に、いわゆる「かかり つけ医」としての外来診療、在宅医療から、介護保険施設の回診、地域の各種機関との連携など、大規模な急性期病院ではなかなか体験することができない、まさに「地域医療」ならではの様々なことを、短い期間ながらも研修することができ、とても有意義 な1ヶ月を送ることができました。また、3人の先生方も、いい医療を地域に提供するために、試行錯誤しながら情熱を持って実践 されており、その姿から学ぶものも多かったように思います。このような素晴らしい機会を提供してくださり、また、慣れない場 面でも全面的にバックアップしていただきまして、本当にありがとうございました。近日中に建て替えられ、設備も一新されると いうことで、日本の地域医療のモデルとして、穂別診療所のますますの発展を心からお祈りいたします




西岡 典子 医師     (北海道大学医学部付属病院 臨床研修医 2年目)
研修期間 87日〜91
出身地  奈良県

研修2週目
8
15日 現在研修2週目に入りました。ようやく診療所の雰囲気や温度がなんとなく分かってきた感じがします。さすがに施設内で迷うことはなくなりましたが、判断に戸惑うことは毎日です。地域医療というと、閉鎖的な雰囲気だったらどうしよう、大学の派閥(?)があったらどうしようなどと、初めは思っていたのですが、まったくの杞憂でした。診療所の印象は開放的で(虫までに開放的なのが困りものなのですが・・・)、患者さんとの距離も近く感じます。診療内容は多岐に渡り、外来中心であることからさまざまな判断をその場で迫られる場面が多く、これから学ばなくてはならないことがてんこ盛りの様子です。また、診療だけではなく、PTOTのエキスパート、介護施設との連携、栄養士さんの活躍など、今までかかわることの少なかったプロの方との接点が非常に新鮮に感じられます。大病院では経験することの出来ない診療所の魅力を味わえたらと考えています。

研修3週目
今週で研修は3週間目となりました。札幌−穂別間の運転も少しずつ慣れ、穂別周辺の町の名前や方向、距離の感覚もつかめるようになってきました。穂別に限らず北海道の医療では、患者さんがどこ(どれくらい診療所から離れたところ)に住んでいるか?という事は、受診のタイミングを決定するに当たって重要な情報であることが解ります。穂別内を実際に車で走ってみたり、巡回診療に連れて行ってもらったりすると、患者さんは私の想像よりもずっと遠い道のりを経て診療所にいらっしゃっていることを知ります。現在は夏道でも冬道になったら非常に危険で滑りやすそうな場所もあり、大変だなぁ・・・と想像してみたりもします。そして、だからこそ、よりよい医療を提供したい・・というプレッシャーを感じたりもします。
さて、穂別での研修は外来診療やコメディカルの方々の仕事を理解することがメインとなっていますが、実は私、働き始めてこの1年4ヶ月の間というものの救急以外での外来を担当したことはありません。ですから、昨年度の救急研修のことを精一杯思い出しながらの毎日ですが、上級医がふっと言ったことを思い出すのです。それは、
do no harmという言葉患者さんの容態を良くすることはあっても悪くしてはいけない当然のこととはいえ、医療が発展し侵襲的な治療や検査も多くなった今、忘れてはならない原点そして、自分の医療行為は本当に正しいのか?この言葉を思い出すと、いくつになってもどんなに焦った時でもちゃんと元の場所に戻って来れる気がするのです。三つ子の魂百まで?すり込み現象?この先どんな種類の仕事をしても大切なことを忘れないで居たいと思うこのごろでした。

研修を終えて
早いもので研修も本日で終了となりました。朝8時には炎天下だった4週間前が信じられないような秋空です。後半2週間はディサービス、訪問看護、訪問リハビリ、保健士さんのお仕事に同行など、医療そのものよりも地域に根付いた活動に参加させていただきました。どのお仕事もそれぞれ楽しい
そして、医療が無力なときも、リハビリや周囲の支えが患者さんにとっていかに重要かを知るところとなりました。でも、診察室に戻ってくると、やっぱり私にとっては診療が一番楽しい急患、夜間診療、大変なときもあるし丸投げしたい瞬間があったとしても、それでも診察室の刺激は勉強になると感じました。
 診療所ということもあり、確かに大規模病院のような大技を使えるわけではないですが、バラエティーに富んだ知識や手技の積み重ねで大抵のこと
私が見た限りでは95%くらいのことが診療所で解決できるのを知りました。自分で知識を習得して何でもしなくてはいけない反面、裏を返せば「(自分の能力の範囲で)何でも出来る」ということ、そして柔軟に動けるということは、2年目の私にとっては新鮮で刺激のある研修だったと思います。