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フリーライター・奈良久志の「取材メモ」です。日記風にUP。
北海道の地域医療に関連したネタを中心に、日々の想いなども含め
てUPします。時に視点が定まらないこともありますがご容赦を。

夕張希望の杜が社会医療法人構想
2007/02/21
少々驚いた。
今日のアクセス件数が多いのだ。
とはいっても、「北海道」「地域医療」の限定されたテーマのサイトに
1日で千も万ものアクセスがあるわけではないが・・・・。
(過去に無かったわけではないのですが)
おそらく、夕張の記者会見の様子が知りたいのだろうと思う。
道新さんが、予告記事を書いてくれたので、それで増えたのだと思う。感謝。
そして、サイトを訪れた人は、何か感ずるものがあれば、再訪問する。
こうして、件数が増えていくのだな〜と。気が重い。
その記者会見。
少し狭い部屋に、記者とTVクルーが一杯になったのを見て、
知り合いの記者が「多いですよね」と驚いていた。
KBSのカメラも。確か京都ですよね。
あらためて、私自身も驚いてしまった。
さて、記者会見。
全国自治体病院協議会の小山田会長が出席して支援表明の挨拶をした。
一般紙は、野村グループの資金調達に興味があったようだが、
私は、小山田会長の挨拶と、社会医療法人の申請構想の方が興味あった。
小山田会長は、全国の地域医療に携わる自治体病院の協議会の会長。
医師の過酷な勤務が勤務医のドロップアウトの原因と指摘して、
労働基準法を守るように訴えている。
今日の挨拶でも、村上医師に無理するな、と諭していた。
無理して健康を害したら、夕張の町に再び来る医師がいるのか不安だからだ。
全国に1000余りある自治体病院の関係者が注目している。
その1割の病院が夕張と同じ状況下にあると、小山田氏。
それだけに、健康を害したり、燃え尽きたら、全国の関係者の希望の灯が消えてしまう。
「無理するでしょう」と明るく言っていた村上氏だが・・・・。
法人のスタッフも当面は無理することになるのだろうが・・・・。
もう一つ興味あったのが社会医療法人。
なぜなら、資金調達するには、前提として社会医療法人になる必要があるから。
保育所やコンビニなどの収益事業も同じ。
経営が安定しているカレスや渓仁会が社会医療法人に手挙げするのとは、比較できない状況であるのだから、こっちのほうに興味がある。
設立したばかりの医療法人がすぐに社会医療法人になれるのか。
ここら辺の見通しが詳しく聞けなかったのは少々残念だった。
ただ、夕張希望の杜を支援する評議員には、これでもかというほど、
名の知れた人たちが名を連ねていた。
こういう人たちがバックアップするのだから、
大丈夫なのかなと、安心もしたが心配でもある。
もう一つ、市民が一人会見場にいて透析問題を質問した。
だが、2人の医師で透析と救急、外来、病棟もしながら頑張っていたのだ。
実のところ、こんな酷い勤務状況は考えられない。
募集しても、透析専門医が招聘できない以上は、透析科の維持は無理。
そういう事情も分かった上で質問するのは、無理強いというものでしょう。
「維持すると言っていたではないか」という言葉にはがっかり。
知り合いになったばかりの地元の人が言っていた。
市立病院になる前には透析科は無かったんですよ、と。
みんなよその町に行っていたんです、と。
たしかに、市立になって透析ができて良かったのかも知れないが、
市が破綻して、病院維持が困難になった。
医師も招聘できない。反対に引上げられているご時世だ。こういう現実も考えてほしい、と。
確かにその通りだ。
現実の中で、何を残し、何を我慢するか・・・・だと思う。
ただただ我慢しろではなく、通院体制の相談も受け、手当てした。
そういう取り組みをしたことも理解してほしい。
さて、最後の感想を一言。
全国の注目を浴び、素晴らしい支援者もいる。
後は、日々の、医療スタッフと市民の対話。語り合い。
押し付けでなく、押し付けられでもなく、
語り合いの中で、じっくりと取り組んでほしいな・・・・と。
「5年10年とかけて話し合っていけば・・・」と村上氏が言っていたが、
こういう気持ちが大切なのだとも思う。あせったら押し付けになりますよ。
忘れるところでした。
医師募集に問い合わせが12名。その内、3名が応募だそうです。
作業療法士も1名応募だとか。
人が人を呼ぶのだなと思いました。もっともっと応募があることを祈ります。
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