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どうなる自治体病院再編・NW化
Japan Medicineより
山形県置賜地域 第二の再編か
―医師確保で苦悩―

「このままいくと、第二の再編に取り組まなければならないかもしれない」自治体病院の再編・ネットワーク(NW)化の先行事例として、全国の注目を集める山形県置賜地域が、医師確保に頭を抱えている。再編による機能分化の結果、初期・慢性期医療を担うことになった病院では医師確保が難しく、年々診療体制の弱体化が進んでいるという。
一日に秋田市で開かれた全国自治体病院協議会東北地方会議で、発言を求められた公立置賜総合病院の近野久佐エ門事務所局長は、再編5年目を迎え、浮上してきた課題に危機感を示した。
 置賜地域(3市5町)では、自治体病院・診療所を持つ2市2町と県が協力して一部事務組合を設立。既存の3病院1診療所の運営を一体化し、機能を再編した。基幹病院となる置賜総合病院を新設し、既存4施設は初期・慢性期を担うサテライト施設として機能を分けた。

サテライト施設の医師確保は深刻

 
近野氏が最大の課題に挙げたのは医師確保で、「基幹病院でも部分的に医師確保に困っているが、サテライト施設はそれ以上に深刻」という。
 サテライト施設の勤務医が開業や定年した後、医師の補充ができず「診療体制は年々弱体化し、相当厳しい状況」と苦渋の表情を見せた。
 総務省が2004年11月にまとめた「地域医療の確保と自治体病院のあり方等に関する検討会報告書」には、再編の効果として「医師を確保しやすい環境となる」と書かれている。
 置賜では、医師がサテライト施設に行きたがらないといい、必ずしも報告書の通りにはいかないことを示す格好となった。
置賜の事例に対して全自病の小山田惠会長は、会議の席上「計画倒れなのではないか。サテライトの人事がうまくいかないことは、最初から分かっていることだ」と述べ、再編計画の甘さを指摘する場面もあった。