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『私の発言が紹介されていました。 小樽市立病院』(長 隆)

病院新築、医師ら反発/小樽市
2007年03月09日 朝日新聞
■「第二の夕張?」 危機感
小樽市が「夕張ショック」に揺れている。一般会計の累積赤字が14億円を超す。そこに市立病院が資金不足を補うため夕張市と同じ不適切な会計処理をしていたのが発覚、44億円の不良債務が表面化した。市は一般会計からの繰り入れで不良債務を解消、新たな起債であくまで病院を新築するとしたため、地元の医師や学者らが「財政がさらに悪化する」と反発を強めている。
「夕張市の財政破綻(はたん)は対岸の火事か」「第二の夕張にならないか」
小樽市議会では昨年秋以降、市財政の深刻さを指摘する質問が相次ぐ。
小樽市の一般会計は05年度末の累積赤字が約14億円。06年度予算の累積赤字は22億円を超した。
赤字の原因を山田勝麿市長は「三位一体改革」による地方交付税の大幅削減を掲げる。だが、道路、学校整備に加え、経営破綻した大規模商業施設「マイカル小樽」が立地する築港駅地区の再開発事業で借金が膨らんだ。05年度末の市債残高は約1273億円。実質公債費比率は道内の主要10市で最も高い19・2%。総務省の許可がなければ起債できなくなる。
病院事業会計も累積赤字は約66億円。資金不足で一般会計から借り入れを続けた。夕張市と同じく帳簿上、新年度に借り入れ、出納整理期間(4〜5月)に前年度分を返済するのを繰り返した。
道は夕張市の財政破綻を受け是正を求めた。不良債務は返済が焦げ付いた一時借入金。赤字としての会計処理が必要だ。
市は07年度から5年間で不良債務を解消する計画。総務省は、これが実現できなければ老朽化した病院の建て替え費の起債を認めない。市は一般会計からの繰り入れに活路を求めた。
だが、市内の内科医、高村一郎さんは「小樽の医療を考える市民の会」を作り、小樽商科大の相内俊一教授らと市立病院のあり方を疑問視する。
市は築港駅地区に新築する新病院の建設費を156億円とする。高村さんらは「多額の借金をして建設する必要があるか。医療の立場からも納得できない」。夕張の市立総合病院の経営アドバイザーを務める長隆氏を招き、講演会を開いた。
長(Osa)氏は指導権限がある総務省地方公営企業経営アドバイザーを務めた。長氏によると一般会計からの繰り入れに新病院建設費を合わせた負担額は約255億円に達する。
「公立病院だからと多額の税を投入し続けるのが許される時代は終わったのでは。公営企業は独立採算制。総務省が起債を認めるか」と言う。
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