"次世代の放射線がん治療"BNCTによる治療開始!

2020.05.30

“次世代の放射線がん治療”BNCTによる治療開始!
2020.05.26

 

患者さん・地域の皆様向け
世界初となる病院併設型加速器を用いたBNCT (ホウ素中性子捕捉療法)装置によるがんの治療が5月26日(火)、南東北グループの一般財団法人脳神経疾患研究所 附属 南東北BNCT研究センターで行われました。

 午前11時に渡邉一夫理事長がBNCT装置のスイッチを押して照射治療を開始。同センターの髙井良尋センター長、廣瀬勝己診療所長らが治療を行いました。

 患者は咽頭がんの疾患がある50代男性で、治療は予定通り無事終了しました。同センターが導入した病院併設型のBNCT装置と薬剤が3月に国の薬事承認を受けてから最初の症例で、病院機能の施設で治療を行ったのは世界で初めてとなります。


 BNCT は、エネルギーの低い中性子とがん細胞・組織に集積するホウ素化合物の反応を利用して、がん細胞をピンポイントで破壊する粒子線治療の一つで、正常な細胞への影響を極力抑えることができ、身体への負担が少なくて済む「体にやさしいがん治療」です。既存の放射線治療や外科手術では治すことが難しかった局所再発がんや局所進行がんにも有効とされ〝次世代の放射線がん治療法〟として注目されています。当面の治療は頭頸部が中心となりますが、将来的には治療対象部位が広がることも期待されます。BNCT は6月から保険適用の見通しです。

詳細は、南東北BNCT研究センターのホームページをご覧ください。

(http://southerntohoku-bnct.com/)