第一+医師会で公立化/山王台は49床増/石岡地域の病院統合・再編

2019.10.23

第一+医師会で公立化/山王台は49床増/石岡地域の病院統合・再編
2019.10.18 建設通信新聞 



 茨城県石岡、小美玉、かすみがうらの3市(石岡地域)の医療課題対策を検討する「地域医療に係る対策を検討する専門委員会」(会長・緒方剛茨城県土浦保健所長)は16日、石岡市役所で第3回会合を開いた=写真。4病院や関係市などの意見を踏まえた結果、地域医療振興協会の石岡第一病院(石岡市)と石岡市医師会の同会病院(同市)の公立化と再編・統合により199床の(仮称)石岡地域医療センターを設置し、幕内会の山王台病院(同市)と附属クリニックは49床を増床する方向性を固めた。11月の次回会合で10年間のスケジュールを含めた石岡地域医療計画案をまとめる予定だ。

 4病院は、石岡第一病院(石岡市東府中1-7、急性期86床、回復期40床)、石岡市医師会病院(同市大砂10528-25、急性期75床、慢性期45床)、山王台病院(同市東石岡4-1-38)と附属クリニック(急性期計109床)、石岡脳神経外科病院の石岡循環器科脳神経外科病院(小美玉市、急性期63床)。

 今回、固めた方向性によると、石岡市は石岡第一病院と石岡市医師会病院の譲渡を受けて公立化した上で(仮称)石岡地域医療センターを設置し、運営は指定管理者として地域医療振興協会が担う。199床の内訳は急性期120床、回復期79床。

 石岡第一病院は2008年にRC造5階建て延べ約7850〓規模で移転改築工事(設計=内藤建築事務所、建築施工=鴻池組、電気設備=関電工、空調設備=新菱冷熱工業、衛生設備=三機工業)を終えており、敷地内で増築することで199床の機能を確保する。

 山王台病院と附属クリニックは石岡第一、石岡市医師会の両病院再編・統合の中から49床を融通してもらう。増床は山王台病院に隣接する介護老人保健施設あいあい(石岡市東石岡4-1-38)を改修することで対応できるとし、増床後は山王台病院が92床(急性期)、附属眼科・内科クリニック、附属第一クリニック、附属第二クリニックが各19床(同)の計149床となる。

 残る石岡循環器科脳神経外科病院はそのままとし、再編・統合と病床融通により4病院の病床数は現在より7床減の411床となる。

 専門委員会は、石岡市医師会長と3市長で構成する「石岡地方医療対策カンファレンス」が専門家に地域医療の課題を解決する対策を検討してもらうため8月に設置。委員会は12月ごろ地域医療計画案を提案し、同カンファレンスが承認する予定だ。19年度第4四半期には石岡市議会や市民の意見を聴取した上で計画決定する。

 委員は、緒方会長を始め、4病院長、3市の保健関連の各部長、伊関友伸城西大教授ら12人で構成する。第3回会合では、地域医療振興協会の吉新通康理事長が出席し、協会の提案内容を説明した。