地域医療連携推進法人:南房総市と「太陽会」に認可 /千葉

2018.12.18


地域医療連携推進法人:南房総市と「太陽会」に認可 /千葉
2018.12.17 毎日新聞



 富山国保病院(鈴木孝徳院長)を運営する南房総市と、安房地域医療センター(館山市)を経営する社会福祉法人「太陽会」(亀田信介理事長)は連名で県に申請していた「地域医療連携推進法人」の設立が1日付で認可されたと発表した。全国で7番目、県内では初の認可となる。新法人の名称は「房総メディカルアライアンス」で代表理事は亀田理事長が務める。

 同法人は、病院や介護事業所など複数の機関が相互に機能を分担し、医師、看護師の人事交流などの連携を進め、質の高い医療を提供することを目的としている。医療法改正で昨年4月から鹿児島県や福島県などで法人が設立されている。

 深刻な医師不足と患者減少が続く富山国保病院は2017年度の赤字が9500万円に達し他機関との連携による経営改善が急務となっていた。一方、亀田理事長が鴨川市の亀田総合病院の院長を兼ねる太陽会は医療、介護、福祉サービスで、より広域で事業展開できるように目指しており両者の利害が一致した。来年4月には太陽会が理学療法士を富山国保病院に派遣する。

 14日にあった記者会見で南房総市の石井裕市長は「富山国保病院の厳しい経営状況を踏まえ、病院を残すために今回の道を選んだ」と法人設立について説明。亀田理事長は「人口減が激しい安房地区だけを考えても生き残れないので法人の名前を『房総』とした。安房以外の機関とも連携し、介護人材の育成も考えていきたい」と語った。【中島章隆】