弥栄病院:新棟が完成

2018.11.27

弥栄病院:新棟が完成 市長「地域医療最後の砦」 京丹後 /京都
2018.11.26 



 京丹後市弥栄町の市立弥栄病院の新棟の完成式典が25日、医療、福祉関係者ら130人が参加して開かれた。老朽化した病棟を建て替えた。常勤医師の確保など課題が山積する中、人口5万5000人の自治体が弥栄と久美浜にある二つの市立病院を維持する。

 総事業費は52億8000万円。新棟は5階建て、延べ9628平方メートル。「患者に優しい」「地域に開かれた」「経済性と環境に配慮」など六つの整備方針を掲げている。

 市立病院の運営のために市は年間8億~9億円の一般財源の繰り入れを続けている。都市部に医師が集中する中、常勤・専門医をはじめ「働き方改革」で医療スタッフを確保することなど多くの課題を抱えている。

 式典では三崎政直市長が「自治体病院は地域医療の最後の砦(とりで)であり地域住民に最善の医療を提供する務めがある。地域医療を支える環境を整え、さらなる医療水準の向上と魅力ある病院づくりを進める」とあいさつした。

 二之湯智参院議員(自民)は「人口6万人を切る町が二つの病院を持つのは財政的負担が大きい。医師が都市部に偏在する中、病院運営よりもいかに医師を確保するかという問題もある。市民の協力で地域住民が安心できる病院になってほしい」と述べた。

 最後に、地元の「弥栄溝谷太鼓」のメンバーが演技を披露し=写真、新棟の完成を祝った。【塩田敏夫】

〔丹波・丹後版〕

毎日新聞社