石川島病院:今月末で休診へ 赤字経営で 都は継続を要請 /東京

2018.11.13


石川島病院:今月末で休診へ 赤字経営で 都は継続を要請 /東京
2018.11.10 



 中央区の石川島記念病院が赤字経営が続いているとして、11月末で診療を休止することが9日、分かった。「診療体制を見直し、1年以内に再開したい」と説明しているが、都は患者の受け入れなど地域医療に影響を与えるとして継続を要請。10月に病院や運営する医療法人に立ち入り検査するなどして運営状況の調査を進めている。

 都などによると、病院は1931年に開設され、2012年から医療法人社団「健育会」が運営し病床数は47床。17年には年間で約700件の救急搬送を受け入れたが、今年9月から救急患者の受け入れを停止している。

 都の担当者は、健育会が12年に病院を引き継ぐ際、「地域医療に貢献を続ける」という条件で特例的に認めたとし、「本当に休止が必要なのかも含めて確認したい」と強調した。

 病院職員の有志は9日、診療の継続や、別の医療法人への病院の譲渡を求め、都に要請書を提出。都内で記者会見した職員は、9月中旬に病院休止の通告があり、健育会の別の病院や介護施設に移るか退職を求められたとし、「あまりに一方的で怒りを感じる。法人全体で病院の赤字を埋めることはできるはずだ」と訴えた。

 健育会は取材に対し、「患者数が想定を下回り、法人全体の経営に影響が出ると判断したため一時的に休止する。地域の方たちに迷惑を掛けて申し訳ない」とした。



毎日新聞社