県立病院病床規模、検討必要 17年度利用率、いずれも目標割れ

2018.10.17

県立病院病床規模、検討必要 17年度利用率、いずれも目標割れ
2018.10.13 信濃毎日新聞



 県は12日、地方独立行政法人県立病院機構の2017年度の業務実績についてまとめた評価結果を明らかにした。県立5病院の病床利用率が、年度計画の目標をいずれも下回ったことを踏まえ、県は「中長期的な視点で病床規模の検討を行う」としている。

 県会県民文化健康福祉委員会に同日、報告した。評価結果によると、17年度の病床利用率は、信州医療センター(須坂市)が目標を2・2ポイント下回る79・3%、こころの医療センター駒ケ根(駒ケ根市)が0・8ポイント低い79・2%、阿南病院(下伊那郡阿南町)が4・0ポイント低い63・7%、木曽病院(木曽郡木曽町)が8・0ポイント低い64・3%、こども病院(安曇野市)は1・3ポイント低い74・5%だった。

 10年の機構発足以来最大の赤字となった16年度に続き、17年度決算も1億2300万円余の赤字。16年度に比べ赤字幅は縮小したものの、評価結果は「経営分析力を一層高め、財務内容の改善に向けた取り組みを進めてほしい」と指摘し、人件費や光熱水費を削減する「経営改善プログラム」にさらに力を入れて取り組むよう求めた。一方、木曽病院の地域包括ケア病棟開設などにより、医療サービスの質が向上した点は評価した。

 これまで機構の実績を点検する評価委員会が評価していたが、今年4月の地方独立行政法人法改正に伴い、本年度から県が評価することになった。