筑西、桜川 2病院で完工式 来月1日開院 地域医療の充実目指す=茨城

2018.09.20


筑西、桜川 2病院で完工式 来月1日開院 地域医療の充実目指す=茨城
2018.09.17 読売新聞



 筑西、桜川地域の病院再編に伴い整備された、県西部メディカルセンター(筑西市)とさくらがわ地域医療センター(桜川市)で16日、それぞれ完工式が行われた。ともに10月1日に開院し、同3日から外来診療を行う。ともに連携しながら地域医療のさらなる充実を目指す。

 同地域の病院再編は、筑西市民病院と筑西、桜川両市の組合が運営する県西総合病院(桜川市)の両公立病院を一つに統合する方向で、2009年に議論が始まった。しかし、建設場所や県西総合病院の存続を巡る両市の対立などで協議が難航した。

 話がまとまったのは15年1月。民間の山王病院(桜川市)を加えた3病院を再編し、筑西市と桜川市にそれぞれ病院を整備する方向となり、ようやく完成にこぎ着けた。

 筑西市が整備した県西部メディカルセンターは、開院に伴って発足する地方独立行政法人「茨城県西部医療機構」が運営する。地域の中核病院として急性期中心の医療を行い、入院や手術が必要な患者の2次救急医療、災害拠点病院の役割を担う。

 桜川市が整備したさくらがわ地域医療センターは、開院に伴って山王病院を経営する医療法人「隆仁会」(小野隆房理事長)が指定管理者となる予定だ。2次救急よりは軽症の患者の1次救急を中心とした医療に対応する。

 それぞれの完工式には、大井川知事や須藤茂・筑西市長、大塚秀喜・桜川市長らが出席。施設内部を見て回った。式典後、須藤市長は「長い道のりだった。地域の健康と命を守るため力を入れたい」と述べ、大塚市長は「地域住民に信頼される病院になってほしい」と語った。


 <施設概要>

 ◇県西部メディカルセンター

 所在地は筑西市大塚。地上6階で床面積は約1万9400平方メートル。一般病床は250床で、診療科目は脳神経外科、小児外科、救急科など15科。HCU(高度治療室)、屋上ヘリポート、自家発電装置などを備える。

 ◇さくらがわ地域医療センター

 所在地は桜川市高森。地上3階で床面積は約1万400平方メートル。病床数は一般80、療養48の計128床で、内科、小児科、外科など9科を診療。