常勤内科医派遣に期待感*市長、北大との交渉継続*市議会市立病院特別委

2018.09.19

常勤内科医派遣に期待感*市長、北大との交渉継続*市議会市立病院特別委
2018.09.14 北海道新聞 


 【江別】市議会市立病院・地域医療検討特別委員会(清水直幸委員長)が13日開かれ、市立病院の厳しい経営を三好昇市長にただす理事者質疑を行った。三好市長は診療収入の半分を担う内科医の確保が最大の課題とした上で、「(医師派遣元の)大学医局とのつながりが戻りつつある」として、今後の常勤医派遣に期待感を示した。

(山本哲朗)

 大学医局とは北大医局のこと。市立病院では2006年に内科医らが一斉退職したが、北大医局と市の間の行き違いが一因とされていた。4月に就任した北大出身で消化器外科医の富山光広院長が三好市長らと医師派遣を北大に粘り強く要請し、北大消化器内科の出張医が日替わりで週3回派遣されるようになった。三好市長は「常勤医の派遣につながると期待している」と述べた。

 経営改善については、10月から実施する一般病床278床のうち50床の休止による病棟再編と、それに伴う看護師10人の市長部局への再配置に触れ、「休止病棟の光熱費や病院会計内の10人の人件費の削減など、できることを一つずつ積み重ねている」と強調した。

 開会中の第3回定例市議会に提案している「市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正案」で現在、3交代勤務しかないところに2交代制が導入できるようにして、「今後、(休みが取りやすく)勤務しやすいと2交代を好む若手看護師の採用が増えることが期待され、これも経営の力になる」などと述べた。

 一般会計から18年度予算でも約14億円を繰り入れた厳しい状況にあるため、委員から「(指定管理者や民間譲渡などを含め)経営形態の在り方をしっかり論議する段階ではないか」と問われ、「現在の経営改善の道筋にしっかり取り組みたい。経営形態の検討にまで踏み込むと、進みつつある経費節減などの効果が白紙になり、混乱を招く」との考えを示した。