弘前市立病院 赤字5億5200万円 17年度決算

2018.09.10

弘前市立病院 赤字5億5200万円 17年度決算
2018.09.07 


 弘前市立病院は6日、2017年度決算を明らかにした。16年度下半期からの患者数減少に歯止めがかからず、5億5200万円の純損失を計上。赤字幅は前年度より1億4945万円悪化した。17年度末の未処理欠損金(累積赤字)は33億7878万円に膨らんだ。

 6日、市立病院で開かれた病院運営審議会(会長・今村憲市市医師会長)で市側が報告した。

 17年度の年間延べ患者数は、入院が前年度比21%減の4万5461人、外来が13・8%減の8万5483人。病床利用率は49・8%と、同13・3ポイント減少した。市側は、常勤医師の減少が影響していると分析する。

 医業収益は前年度比13%減の31億5745万円、医業費用は同8・6%減の38億8145万円だった。支払い能力を超えた借金である不良債務は2億9100万円で、前年度の1655万円から大きく拡大。不良債務比率は前年度比8・7ポイント増の9・2%となった。

 東野博院長は「厳しい経営状況が続いているが(国立病院機構弘前病院との統合で)中核病院ができるまで、地域医療を支える病院として努めていきたい」と述べた。

 市立病院は16年度から17年度にかけて医師の退職が相次ぎ、常勤医師数(研修医は含まず)は16年度当初の27人に対して、今年4月1日時点では20人に減少した。特に外科医師は7人から2人に減っている。

(太田佳希)

東奥日報