◎病院の補助金減額へ=地域枠学生の条件外採用-厚労省

2018.07.30


◎病院の補助金減額へ=地域枠学生の条件外採用-厚労省
2018.07.26 時事通信
 
厚生労働省は26日、地域医療従事などを条件とした「地域枠」で大学医学部に入学した学生を、他の地域の病院が研修医として採用した場合、病院の補助金や研修医の採用枠を減らす方針を決めた。同日の医道審議会の医師臨床研修部会に案を示し、大筋で了承を得た。来春の採用から適用する見通し。

 地域枠は、地域医療に従事する医師の養成を主目的に学生を選抜する。都道府県が奨学金を貸与し、地域内の医療機関に一定期間従事した場合、返還が免除される例が多い。2017年度の医学部入学定員9420人のうち、地域枠は17.8%の1674人を占める。

 しかし、奨学金を返還して地域枠を「離脱」し、地域外の病院で研修医になるケースが見られる。18年度開始の臨床研修では、地域枠の学生805人のうち、9人が地域外で研修している。 

 厚労省は医師の地域偏在解消につなげる地域枠の趣旨を守るため、離脱した研修医を採用した病院に補助金減額などの措置を取ることにした。