3病院統合案が浮上 野辺地 七戸 平内中央 弘大の意向など踏まえ

2018.05.10

3病院統合案が浮上 野辺地 七戸 平内中央 弘大の意向など踏まえ
2018.03.28 東奥日報 


 公立野辺地病院、公立七戸病院、国保平内中央病院の3病院による統合案が浮上していることが27日、明らかになった。統合案は3病院に医師を派遣している弘前大医学部の意向などを踏まえたもの。県地域医療構想で野辺地病院と七戸病院は上十三地域、平内中央病院は青森地域に含まれており、今後、同構想を超えた枠組みで統合を模索する可能性がある。

 同日開かれた北部上北広域事務組合議会定例会で同組合管理者の中谷純■野辺地町長が、沖津正博議員の質問に答えた。答弁によると、弘大医学部から、北部上北(野辺地町、横浜町、六ケ所村)、中部上北(七戸町、東北町)、平内町の公立病院を集約して臨床研修機能を備えた病院を整備してもらえれば、医師派遣を効率的、継続的に行える─という意向が伝えられたという。数年前に野辺地病院側が七戸病院側に統合案を示したが、七戸病院側が断った経緯がある。

 中谷町長は取材に「弘大の意向と救急医療の確保の観点から可能性を探っていきたい。場所など具体的な話は一切なく、十和田市立中央病院のような上十三地域の中核病院をつくるということでもない」と述べた。

 七戸町の小又勉町長は27日夜の取材に、3病院の統合案が浮上していることについて「全くの初耳」と驚いた様子。上十三地域の医療事情に詳しい関係者は「県の意向もあるのではないか。(その方向で進むのであれば)いいことだと思う」と語った。

 2016年現在の病床数は野辺地病院151床(療養31床を含む)、七戸病院120床、平内中央病院96床(療養60床を含む)。