上田・埼玉知事が知事会長選出馬表明 地方分権推進に意欲

2018.04.10




上田・埼玉知事が知事会長選出馬表明 地方分権推進に意欲

2018.4.4産経

全国知事会の次期会長選への立候補を表明した上田清司知事は3日、定例会見で中央から地方への権限移譲を進めたい考えを明らかにした。上田知事は「高齢化社会を迎える中で、国が権限を握り、地方で決められないことが多い」と疑問を投げかけた。会長任期の途中で知事4期目の任期が終わるが、上田知事は「5期目のことは一切考えていない」とした。このタイミングでの立候補に、対立する自民党県議団は警戒感をあらわにしている。

 上田知事はこの日の会見で「会長職はふさわしくないんじゃないかと自分で思っていた」と前置きした上で、兵庫県の井戸敏三知事らから推薦されて立候補を決めたことを説明。すでに過半数以上の支持を得ているという。

 会長に就任した場合には、介護報酬やベッドの基準病床数などの地方への権限移譲を進めたい考えで、「国会にもいたし、省庁の意思決定のルールも多少は知っている。事務レベルからの攻め方、トップレベルからの攻め方を合わせてやっていける」と意欲を示した。

 知事会長の任期は2年だが、上田知事の知事任期は来年8月まで。注目されるのは、1期目に自ら定めた知事任期を3期12年までとする「多選自粛条例」を破り、4期目に突入している上田知事が来夏の知事選に立候補するかどうか。

 次期知事選への出馬は否定したものの、3日午前に出席した県立大学の入学式で「高齢社会を活性化させるためには長く働いた方がよい」と訓示した。会見で記者から、知事はあと何年仕事をするのかと問われ、「あと4、5年くらいは体力がありそう」と返した。

 立候補の表明について、県議団の幹部は「5期目も視野に入れているとしか考えられない。また条例を破るのか」と牽制(けんせい)した。自民党県連は知事選に向けて、今夏までに候補者を絞り、態勢を整える方針だ。(黄金崎元、川上響)