酒田市 地域医療連携推進法人に山容会など4法人加入 県・市議会に議案提出

2017.12.08



 
酒田市 地域医療連携推進法人に山容会など4法人加入 県・市議会に議案提出
2017.12.05 山形新聞



 酒田市の日本海総合病院を運営する県・酒田市病院機構など5法人が設立準備を進めてきた「地域医療連携推進法人」に、4法人が加わることになった。全国で初めて精神科の専門病院が入る同推進法人が誕生する見通し。関連議案が県議会と酒田市議会の12月定例会に提出される。設立は来年4月を目指しており、東日本初となりそうだ。

 当初から参画しているのは同機構、酒田地区医師会十全堂、健友会、宏友会、光風会の5法人で、本間病院や上田診療所、特別養護老人ホームなどを運営。10月の設立協議会会議で、精神科専門の山容病院を運営する山容会、酒田地区の歯科医師会と薬剤師会、特別養護老人ホームなどの「かたばみ会」が加わった。地域内の多分野にわたる医療・介護・福祉機関が一体的に参加する推進法人は全国的にも珍しいという。

 酒田地区では日本海総合病院が核になり、診療情報を共有するシステム「ちょうかいネット」を構築し、連携してきた土壌がある。画像・検査データにとどまらず、医師の診断理由、経過を記した診療録を共有した点が特徴だ。診療録の開示は医師の同意を得るのが難しく、2011年のシステム構築当時はほとんど例がなかったという。参加施設は16年度末で18病院、68診療所、16歯科診療所などに拡大している。

 同推進法人の設立に向け、県議会、酒田市議会の12月定例会に同機構の業務運営に関する中期目標変更の議案を提出。来年1月に参加9法人で基本合意を締結し、同3月に知事に同推進法人の認可を申請、4月の認可、公示を目指す。

 同推進法人は、各病院の強みを生かして協調することで、質が高く効率的な医療・介護サービスを継続して提供するため、設立準備を進めている。