協定:2私大と県、医学部地域枠入学で /静岡

2017.11.24

協定:2私大と県、医学部地域枠入学で /静岡
2017.11.18 毎日新聞



 医師の地域偏在解消に向け、厚生労働省が大学医学部に設けている「地域枠」について、県は17日、関西医科大学(大阪府)や日本医科大学(東京都)と協定を結んだ。川勝平太知事と両大学関係者が県庁で調印式に臨んだ。県の地域枠は7大学計34人分になった。

 地域枠は、医学部卒業後に県内で勤務することを条件に奨学金を出すなどの制度。入学定員の増員となるため国の認可が必要になる。地域枠で在学6年間に貸与される奨学金は最大1440万円。県内病院に一定期間勤務すると返還を免除される。

 県の人口10万人当たりの医師数は、2014年末現在で、193・9人と全国平均(233・6人)を大きく下回る。これまでも1人分の地域枠があった日本医科大学は4人分に拡充され、新規の関西医科大学は5人分を設けた。

 川勝知事は「県の医師不足は住民にとって不安で、人口流出にもつながりかねない。今後も県と大学との関係を深めたい」と述べた。関西医科大学の友田幸一学長は「静岡は水がきれいで安心して卒業生を送り出せる。学生が将来ここで活躍することを願う」。日本医科大学の弦間昭彦学長は「地域枠を有効に使い、静岡県の地域医療環境を整えたい」と話した。【井上知大】