守ろう地域の医療、医師不足どう解消 秋田市で「県病院大会」 院長5人、現状報告

2017.10.24

守ろう地域の医療、医師不足どう解消 秋田市で「県病院大会」 院長5人、現状報告
2017.10.22 
 
 
 第28回県病院大会(県病院協会主催)が21日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれた。県内の病院長5人がそれぞれ講話し、医師不足をはじめ地域の中核病院が抱える課題について考えた。医療関係者約160人が出席した。
 
 大館市立総合病院の吉原秀一院長は、同病院が取り組む医師確保策について説明した。女性医師支援のため院内保育所を開設していることや、研修医に離島研修や都市型総合診療の経験などさまざまな医療体験を提供していることを紹介。「特効薬はないが、将来を見据え、やれることは全てやるという姿勢が必要」と述べた。
 
 また、雄勝中央病院(湯沢市)の天満和男院長は、2004~16年に内科系の常勤医が10人から2人まで減少していると報告。市の財政支援や、医師会による開業医の派遣などを受けた経緯を踏まえ、「自分たちは地域の医療を担う責任がある。投げ出さず前向きに頑張りたい」と話した。
 
 このほか、県内の病院に長年勤務し、地域医療に貢献した優良職員15人を表彰した。(梅川正城)
 
 被表彰者は次の通り。(敬称略)
 
 工藤敬子(大館市立総合病院)、九嶋千賀子(北秋田市民病院)、藤原斉(能代厚生医療センター)、池端富男(秋田病院)、工藤学(杉山病院)、吹谷由美子(市立秋田総合病院)、石井明(中通総合病院)、近藤寿(秋田回生会病院)、佐藤幸一(今村病院)、佐々木尚子(あきた病院)、新妻美貴子(由利組合総合病院)、伊藤富貴子(大曲厚生医療センター)、畑山ひふみ(大曲中通病院)、原田優子(横手市立横手病院)、加藤千里(平鹿総合病院)
 
秋田魁新報社