市立静岡病院の業務実績 「計画通り進捗」-独法移行後 初の評価(市川雄一/政治部) 2017.07.28 

2017.07.31

 

2017.07.28 市立静岡病院の業務実績 「計画通り進捗」-独法移行後 初の評価(市川雄一/政治

2017.07.28静岡新聞


 静岡市立静岡病院評価委員会(委員長・西田在賢県立大大学院教授)は27日、同病院で会合を開き、地方独立行政法人移行後の初年度となる2016年度の業務実績について、計画通りに進捗(しんちょく)していると評価した。

 地域医療の担い手としての役割や医療の質・安全性、職場環境、財務内容など29項目を評価した。計画通り実施しているとしたのは22項目。高度医療や臨床研修医の育成など7項目は計画を上回る実施と高評価を与えた。

 ほとんどの項目が病院の自己評価と同じになる中、「患者ニーズに応じた医療・病院環境の提供」に関してのみ、「計画を上回る」とする自己評価を「計画通り」に下げた。病院側はアンケートで9割の患者の満足度が高かったことを評価したが、委員から患者ニーズの把握が不十分との指摘があった。

 16年度の収益は約4億5千万円の黒字。独法化に伴う会計処理変更の影響を除く実質収支でも1億3千万円の黒字を実現した。市の企業会計だった15年度は一般会計から1億8千万円の繰り入れがあり、実質赤字だった。16年8月に入院患者10人に対し看護師1人の配置を7対1に変更したことによる診療報酬の増額が黒字化に貢献した。

 評価結果は8月中に田辺信宏市長に報告する。

 (政治部・市川雄一)

静岡新聞社