管内4公立病院改革プラン 平取国保

2017.06.01

 
 
管内4公立病院改革プラン*平取国保 リハビリ機能を強化/門別国保 「在宅」サービス充実/町立静内、三石国保 病床利用率に目標値
2017.05.30 北海道新聞


 【平取、日高、新ひだか】日高管内の4公立病院が本年度から、改革プランを実行している。病床の維持や将来の医師数などの数値目標を掲げるとともに、在宅医療など地域ニーズへの対応、経費削減策など新たな取り組みを進め、2020年度までの経常黒字化を目指している。(敦沢政俊)

 改革プランは、総務省が、全国の公立病院に対し16年度中の策定を求めていた。日高振興局によると、管内で対象となるのは平取町立国保、日高町立門別国保、新ひだか町立静内、同町立三石国保の4病院。各自治体や病院は、道が2次医療圏ごとにまとめている地域医療構想を踏まえ定めた。

 平取町立国保は、急性期に東胆振や札幌で受診し回復期にある患者の地元受け入れ増を目指し、「リハビリテーション機能や在宅医療の機能強化」などを打ち出すとともに、老朽施設の更新や災害時の医療供給施設の役割も盛り込んだ。職員数は18年度に2減の45にする一方、医師3人の維持を目指す。

 門別国保は、現状の入院病床34床の維持を目指す。15年に町富川の旧鎌田病院と新冠町立国保診療所がいずれも入院病床を廃止したことなど、町内や近隣自治体の入院病床数減を受けた。さらに、高齢化で終末期のみとりなど在宅医療の需要増加が見込まれるとし「医療から介護・福祉への切れ目ないサービスが提供できる体制の整備を進める」としている。

 新ひだか町は、静内病院内に高度な循環器医療を専門とした循環器センターを設置し、脳卒中や人工透析への対応などを盛り込む。

 また、静内、三石国保の両病院合わせて100床の入院病床維持を目標とし、20年度の病床利用率は、静内が75%(現状71・4%)、三石が82・9%(同58・3%)を目指す。スタッフの配置の見直しなどを通じ、20年度の病院事業会計全体での経常収支黒字化を目指す。

*日高管内の公立病院改革プランの主な内容

平取町立国保病院

・初期救急体制の継続

・電子カルテの導入

・眼科外来の新設

日高町立門別国保病院

・入院病床34を現行のまま維持

・人工透析、在宅医療などニーズの高い医療の提供

・常勤医師数の確保

新ひだか町立静内病院、三石国保病院

・2病院で入院病床100を維持

・循環器センター構想の実現

・学生、研修医の受け入れ