備北に医療連携法人 3機関参加 中国地方初認定 共同で研修や機器購入

2017.04.04


備北に医療連携法人 3機関参加 中国地方初認定 共同で研修や機器購入
2017.04.03 

備北に医療連携法人

3機関参加 中国地方初認定

共同で研修や機器購入

 三次、庄原市の3医療機関でつくる社団法人「備北メディカルネットワーク」は、医療法人「地域医療連携推進法人」制度が始まった2日、中国地方で初めて同法人の認定を受けた。人材の育成や医療従事者の確保、医薬品の共同購入などで連携を強める。若手医師などの人材も呼び込み、過疎化が進む広島県北の医療の質向上を図る。(八百村耕平)

 参加するのは、三次市の市立三次中央病院と三次地区医療センター(三次地区医師会)、庄原市の市立西城市民病院。今後、同市の庄原赤十字病院も加わる予定だ。法人トップの代表理事には、三次中央病院の中西敏夫院長(69)が就いた。

 高齢化が進む県北には医療機関が少なく、医療従事者も不足がち。これまで開設母体の違う医療機関が共同で法人を設立することはできなかったが、改正医療法の施行に伴う新制度で可能になった。県の地域医療構想が掲げる地域完結型医療の達成につながるとしてこの日、県の認定を受けた。

 本年度は、共同研修など若手医師の育成を中心にした事業を進める方針。医師や看護師の相互派遣、高額な医療機器や医薬品を共同購入する仕組みも構築し、規模のメリットを生かして価格交渉力を高めていく。将来的には回復期・急性期などの病床の融通も検討し、地域全体での効率的な医療サービスの提供を実現する。

 県庁で、県の菊間秀樹健康福祉局長(58)から認定書を受け取った中西代表理事は「県北は広島市内から遠く、人材確保は容易でない。質の良い医療提供体制を整えるには、医療機関同士の協力が不可欠だ」と強調した。

 県によるとこの日、兵庫、愛知、鹿児島県内などの団体も連携法人に認定されたという。

中国新聞社