特別養護老人ホーム「海光園」が、内閣官房国土強靱(きょうじん)化推進室のガイドラインに沿った新制度「レジリエンス(回復力)認証」

2017.02.21

特別養護老人ホーム「海光園」が、内閣官房国土強靱(きょうじん)化推進室のガイドラインに沿った新制度「レジリエンス(回復力)認証」

2017年1月20日
 事業継続計画(BCP)を策定し、災害対応訓練や防災備蓄などを徹底する熱海市の特別養護老人ホーム「海光園」が、内閣官房国土強靱(きょうじん)化推進室のガイドラインに沿った新制度「レジリエンス(回復力)認証」を取得した。医療・福祉の業種区分では静岡県内初登録。長谷川みほ施設長は「他の福祉施設のモデルとして役に立ち、災害対応能力の向上につながれば」と話す。
 地震や風水害に直面しても事業や施設運営を継続できる「強い組織」を対象に、政府が2016年2月に制定した指針に基づき、推進協議会が認証する。社会福祉法人海光会が運営する海光園は、12月末に公表された第2回の認証で全国の他の19団体と共に選ばれた。第1回で県外の医療法人社団が選ばれているが社会福祉法人としては全国初。
 海光園はBCPを15年3月に完成させ、職員約50人が実践訓練などで危機管理意識を高めてきた。施設は急傾斜の山あいに位置し、利用者はデイサービスなどを含めると約150人。16年末にLPガスの自家発電機も敷地内に新設し、道路の寸断などで孤立した場合でも最低5日間は全てのライフラインを確保できる態勢を整えた。
 長谷川施設長は施設を運営する上で、災害への備えは最も重要な取り組みの一つと考える。「認証が好例となるよう積極的に発信し、施設外との連携構築も進めたい」と語った。

 <メモ>レジリエンス認証 政府の国土強靱(きょうじん)化の趣旨に賛同し、事業継続(BC)に関する取り組みを積極的に続ける事業所を「国土強靱化貢献団体」として認証する制度。1回目の登録時は建設、製造、卸売・小売など11業務区分で計44団体が選ばれた。大企業に加え、全国各地の中小企業や学校、病院などの災害対策を促すのが大きな目的。