「小児医療の充実」追加 専門医育成、地域機関支援 県のふるさと納税選択肢

2016.12.05

「小児医療の充実」追加 専門医育成、地域機関支援 県のふるさと納税選択肢
2016.12.02 佐賀新聞  


 佐賀県のふるさと納税で、寄付金の使い道を選べるコースに「小児科医療の充実」が加わった。不足している小児科医の育成や、小児医療に関わる地域の医療機関の支援に活用するため、ウェブサイトで寄付を受け付けている。


 県内の小児医療は、佐賀大学医学部附属病院が地域医療機関に医師を派遣するなどしているが、小児科医の数は不足気味。特に新生児、発達障害、小児在宅の3分野は専門医が限られている上に、高齢出産の増加などが影響して小児患者数が増えているといい、医療現場の負担が大きくなっているという。発達障害などに対応する児童精神科では、予約から診察まで数カ月かかるケースもある。

 こうした状況を受け、医学部小児科の松尾宗明教授が山口祥義知事に小児医療の充実を要望し、ふるさと納税の「施策応援コース」の選択肢に加わった。

 寄付の当面の目標額は年間5千万円程度。具体的な使途は今後詰める予定で、不足している分野の専門医や、指導役の人材の確保に充てることなどを検討している。松尾教授は「子どもたちの未来のために、継続的に応援してくれるサポーターを増やしていければ」と協力を呼び掛けている。

 ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で11月1日から受け付けている。希望者はサイトの佐賀県のページにアクセスし、「小児医療の充実」を選択して寄付額など必要事項を記入すると寄付できる。

 「施策応援コース」は「宝の海『有明海』の保全・再生」「県立図書館の児童図書等の充実」など15事業から寄付先を選択できる。寄付は「ふるさと佐賀県応援サイト」でも受け付けている。問い合わせは県税政課、電話0952(25)7021。(瀬戸健太郎)