東千葉MC 全面開院 5年先送り 運営法人 看護師不足で修正案=千葉

2016.11.07

東千葉MC 全面開院 5年先送り 運営法人 看護師不足で修正案=千葉
2016.11.05 読売新聞


 東金市丘山台の地域中核病院「東千葉メディカルセンター(MC)」の全面開院時期について、運営する地方独立行政法人「東金九十九里地域医療センター」は4日、今年度中としていた当初計画を5年間先送りし、2021年度とする修正案を発表した。看護師不足が原因で、同法人に出資する東金市と九十九里町は12月定例議会で修正案の承認を求める。

 東千葉MCは14年4月、16診療科、62床、医師30人、看護師125人の体制で部分開業。当初計画では、17年3月の全面開院時には23診療科、314床、医師57人、看護師276人とする予定だった。

 しかし、現在は19診療科、209床、医師44人、看護師196人にとどまっている。特に看護師が不足して増床が計画通りに進まず、修正を迫られた。同法人は昨年度、約16億円の収支不足に陥り、県と両市町が追加支援。今年度の患者数の見込みは延べ約6万人と、当初計画より約3万人少ない状況だ。

 同法人が4日、東金市役所で開かれた運営の評価委員会で明らかにした修正案によると、診療科は19科を維持。皮膚科と泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科については、今後の需要などを踏まえて設置時期を検討する。

 21年度とした全面開院時の病床数は、看護師の確保を前提に、当初計画の314床を目指す。両市町は対策として、城西国際大学看護学部(東金市)の学生に奨学金を支給しているが、今年度から1学年あたりの対象を5人増やして20人としている。一方、医師は来年度に46人とするなど継続的に増やし、全面開院時に58人を確保するとした。

 東金市の志賀直温市長は「修正案は、安定した経営基盤を確立させるための措置」と理解を求めた。