国立成育医療研究センターが4月以降、小児集中治療室(PICU)を20床から12床に縮小している

2016.11.16

20床から12床に減らして診療、元に戻せる見通し立たず

成育医療センターがPICU縮小、医師9人退職で


2014/4/30 二羽 はるな=日経メディカル 
 

 
 
国立成育医療研究センターが4月以降、小児集中治療室(PICU)を20床から12床に縮小していることが分かった。

3月末に医師9人が一斉に退職し、常勤・非常勤医師数が28人から19人に減ったことによる。

同センター総務部長の井坂安利氏は「小児集中治療医を確保してなるべく早く元の診療規模に戻したいが、具体的なめどは立っていない」と話す。

 同センターの集中治療科には3月時点で常勤医10人と非常勤医18人が在籍していたが、3月中旬に医長を含む常勤医4人と非常勤医1人が辞意を伝え、3月末に退職。さらに、非常勤医4人が任期満了に伴い3月末に退職した。
5人の退職理由は「個人の事情であり、公表できない」(井坂氏)という。

 同センターのPICUは年間1000人以上の患者を受け入れており、このうち3~4割を救急搬送患者が占める。

病床を減らしてからはほぼ満床状態が続いているといい、小児救命救急医療に与える影響は大きそうだ。