地域医療の現場学ぶ 医学生15人 柏原病院などで実習 ホームステイで住民と交流

2016.08.23


地域医療の現場学ぶ 医学生15人 柏原病院などで実習 ホームステイで住民と交流
2016.08.21 神戸新聞

 県養成医学生らが地域医療の現場を学ぶ「地域医療夏季セミナー」が18~20日、丹波市柏原町柏原の県立柏原病院などで行われた。今年は実技実習だけではなく、丹波、篠山市内の一般家庭12世帯で1泊のホームステイを体験。地域住民の暮らしにより深く触れ、町づくりをテーマに意見も交わすユニークな内容となった。(岩崎昂志)


 神戸大大学院地域医療教育学部門と県地域医療支援センターが毎年実施。学生は但馬や西播などの県内5地域に分かれ、丹波地域では計15人が参加した。

 18日は西脇市立西脇病院で実習後、協力を得た12家庭で1、2人ずつ宿泊。ホスト家族と食事を共にし、交流を深めた。大阪大医学部6年の坂本剛さん(29)は「酒杯を交わし、地域でのみとりや予防医学の大切さを話し合った。こんな実習は初めて」と楽しんだ。

 19日は柏原病院で実習があり、地域医療の支援活動に取り組む「県立柏原病院の小児科を守る会」「丹波医療再生ネットワーク」「たんば医療支え隊」が活動を紹介。2年後に予定される同病院の統合・移転は町づくりに密接に関係することから、参加者は班ごとに「よい町をつくるためにできること」などを語り合った。

 神戸大医学部2年の戸田朱香(あやか)さん(23)は「住民の皆さんと話し合い、地域医療の担い手が町づくりで果たす役割の大きさに気付いた。丹波で医療が大切にされていることも感じた」と話した。

 一行は20日、篠山市内を訪れ、町並みや神戸大学篠山フィールドステーションを見学した。