<そらち 医療・介護のあした>3市立病院統合試案*「理解得る努力継続」*三笠市長

2016.06.27

<そらち 医療・介護のあした>3市立病院統合試案*「理解得る努力継続」*三笠市長
2016.06.25 北海道新聞

 【三笠】西城賢策市長は24日の定例市議会で、市が昨年まとめた岩見沢、美唄、三笠の3市立病院を統合し新病院を設ける試案について、「時間が必要だが(他市の)理解を得る努力を粘り強く続ける」との考えを示した。

 西城市長は、人口減少により、将来的に自治体単独での公立病院の維持は難しくなるとの見方を示した。公立病院の統合について「今後、全国で進むと考えられる。時代に即しており模索すべきだ」と述べた。これらの問題について、市民の意見を聞く場を設ける考えも明らかにした。

 また、今年10月に同病院内に訪問看護ステーションを開設することなどを挙げ、「(他市の理解を得るまでの間)市民にとって真に必要な病院作りに努める」と述べた。

 西城市長は取材に対し「それぞれ事情があり難しい問題だが、統合の可能性を追求する意思は変わらない」と強調、他市との議論の場を求めていくとした。

 三笠市は昨年9月、岩見沢、美唄両市と合同で地域医療のあり方を考える検討会を設置。直後に表面化した三笠市の試案に他の2市が反発し、検討会は事実上、解散した。解散後、西城市長が統合について見解を示すのは初めて。

 定例市議会はこのほか、三笠署を岩見沢署に統合する警察署再編計画について、現在の業務体制の維持などを求める意見書など意見書案3件、議案8件を原案通り可決し、閉会した。(加藤千茜)