伊万里松浦病院移転問題

2016.06.07

.
伊万里松浦病院移転問題
.
現地建て替えを直談判 地元区長会が27日、機構に 「打診」の真意も探る /佐賀
 
 

毎日新聞2016年4月22日


伊万里松浦病院の移転問題で、地元の伊万里市山代町区長会(松永勝美会長)は27日、東京都港区高輪の独立行政法人・地域医療機能推進機構(尾身茂理事長)を訪れ、病院の現地建て替えを求める要望書を提出する。機構は移転問題で伊万里市に長崎県松浦市との共同歩調を打診したが、その説明も求める。


 要望書によると、町内の造船所跡地や工事中の埋め立て地に大規模な開発構想があり、港湾や自動車道の整備も進行中。このため、将来は人口増が見込まれる有望地なのだが、機構は当初から「現地建て替えでは赤字が続く」と拒否している。

 要望書は機構に事実認識を改めるよう求めた上で「町民としても患者の獲得などできる限りの支援をする」と約束している。上京を決めた区長会の会合では「本当に赤字が続くのか?」「病院の経営改善努力が足りないのでは?」「松浦に移転して、黒字は保証されるのか?」などの疑問が相次いだという。

 正副会長の3人が上京し、地元の市議3人も同行する。機構は18日、伊万里市に松浦市との共同歩調を打診した。市議会では「機構は移転問題の記者発表(最終決定)を先送りしながら、水面下で伊万里市に一方的な妥協を強いている」と、いぶかる声が強い。このため、同行する市議も区長会と共同歩調で機構側に説明を求める。

 単独行動で機構の真意を探ろうとする動きも。市議の一人は「打診は『伊万里の跡地に診療所を建ててやるから、松浦移転に協力しろ』ということか。地域医療をバーターで考えるような地域医療推進機構なら要らない」と、息巻いている。【渡部正隆】