三島総合病院「周産期センター」、医師を確保できず開設に遅れ /静岡県

2016.01.18

三島総合病院「周産期センター」、医師を確保できず開設に遅れ /静岡県
2016.01.16 東京地方版/静岡 朝日新聞



 独立行政法人地域医療機能推進機構が運営する三島総合病院(三島市谷田)に新設された「周産期センター」が医師を確保できず、昨年10月の開設予定を大幅に過ぎてもオープンできない状態が続いている。三島市や同病院が15日、明らかにした。

 病院や市によると、センターは鉄筋3階建てで、産婦人科と小児科からなり、病床は計24。異常分娩(ぶんべん)など救急治療にも対応できる新生児集中治療室に準じた病床も三つ設置されている。

 センターは昨年8月に約14億円で完成。24時間体制の運営となるため、常勤医師は産科3人、小児科2人の少なくとも5人が必要となる。しかし、産科医が全国的に不足していることから、病院は「必要な人数の確保が難しかった」と説明、現在は「早期開設へ向け最大限努力中」と言う。

 三島市内には分娩ができる医療施設が2カ所しかなく、昨年度、市に届けられた842件の出産のうち市内での分娩は288件だった。このため、市は周産期センターの建設費に約1億7600万円の補助金を出したほか、センターの運営にも新年度から年2千万円ほどの支援を検討している。

 三島市の小池満健康推進部長は「子育て支援に力を入れる三島市にとって、周産期センターは待ち望んだ施設。早く医師が確保でき、早期開設に期待している」と話している。