酒田市立八幡病院 独法に移管・統合を検討=山形

2015.12.20

酒田市立八幡病院 独法に移管・統合を検討=山形
2015.12.19 読売新聞



 酒田市の丸山至市長は18日の市議会本会議で、経営が悪化している市立八幡病院を、日本海総合病院を運営する地方独立行政法人「県・酒田市病院機構」に移管し統合させる方向で検討していることを明らかにした。答弁で、丸山市長は「今後、地域住民への説明を通じ、安定した地域医療へつなげたい」と住民に理解を求める考えを示した。

 八幡病院は1954年3月設立。現在、病床数は46床で、常勤の医師4人が配置されている。市によると、過疎化の影響で入院患者が減少して収益が減ったうえ、医師などの人材確保が困難になっている。2016~19年度の同機構の中期目標に、八幡病院の統合が検討項目に盛り込まれている。

 今後、市と同機構は、八幡病院と日本海総合病院との機能分担について協議を進める。八幡病院を、病床を廃止または縮小して診療所として活用し、訪問診療体制を強化する案などが挙がっている。来年1月に地元住民への説明会を実施し、来春までに基本構想を策定する予定。

 また、八幡病院は市内の診療所4か所に医師を派遣して診療にあたっているほか、飛島とのテレビ電話診療も実施しており、今後も継続できるように協議するという。

 八幡病院の土井和博院長は、「病床の縮小によって行き場のない患者が出ないよう、近隣の病院との連携についても話し合っていく」としている。