口の粘膜培養し細胞シート

2015.12.16

口の粘膜培養し細胞シート  2015年12月10日

 バイオベンチャー「セルシード」(東京都)は、食道がんの手術後、患者の口の中の粘膜を培養して作っておいた細胞シートを傷口に貼り付けて再生をうながす臨床試験を来年から始めると発表した。2017年末ごろ、医薬品としての承認申請を目指す。

 国立がん研究センターの統計では毎年約2万人が新たに食道がんになる。セルシードによると、内視鏡による切除手術が増えているが、食道が狭くなるなどの合併症が起こりやすいという。今回、東京女子医大と共同研究。特殊な培養皿に患者の口の中の粘膜と血液を入れると、2週間程度で上皮細胞シートができる。このシートを内視鏡手術後の傷口に貼り付けると、周囲の細胞が回復し合併症を予防する効果が見込まれる