病床42%減少に懸念 峡南区域「体制の維持困難」 2015.12.05 山梨日日新聞 

2015.12.07

病床42%減少に懸念 峡南区域「体制の維持困難」
2015.12.05 山梨日日新聞 


 地域医療の将来像を示す「地域医療構想」策定に向け、峡南構想区域の医療関係者らの意見を聞く県の調整会議が3日、開かれた。県は人口減少に伴い、2025年に同区域の病院ベッド(病床)数を現状より97床(42・8%)少なくする目標値を提示。出席者は「病床を削減したら地域の医療提供体制は維持できない」などと懸念を示した。

 会議は富士川町の南巨摩合同庁舎で開き、同区域の公立病院の関係者らが出席した。県担当者は、高齢化率が高まる一方、人口減少で高齢者の総数が減少することから、同区域の入院患者が現時点から大幅に減少していくという推計を示した。

 出席者からは「医師や在宅診療所などが不足した状況で算出したデータを見て、将来さらに必要なくなると推測するのは疑問。地域の実情に合わせて進めるべきだ」「病床数を減らせば、人口減少に拍車が掛かる。人口を維持するためにも医師の確保に力を入れて医療の提供体制を維持したい」などの意見があった。

 これに対し、県担当者は「構想は、医療ニーズの変化に沿った提供体制をつくろうという、将来の目指すべき姿。策定後も人口変動に応じて見直しをしていかなければならない」などと説明した。

〈古守彩〉

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:峡南医療センター


この度、市川三郷病院(旧:市川三郷町立病院)と富士川病院(旧:社会保険鰍沢病院)は経営統合し、
 平成26年4月1日より「峡南医療センター」として新たに出発することとなりました。

当センター企業長の河野哲夫よりご挨拶申し上げます。
こちらからご覧いただけます>>

当センターを何卒宜しくお願い申し上げます。

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峡南医療センター 企業長 河野和夫

 平素より峡南医療センター企業団に対し、ご理解とご支援を賜り誠に有難うございます。

 昨年4月、わが国では例のない、自治体病院と社会保険病院の2つの病院と併設の介護老人保健施設が、経営統合する形で、峡南医療センター企業団を開設しました。医療・ケア機能の強化および経営改革を推進し、地域住民に期待される医療サービスを提供するとともに、急性期及び慢性期、在宅医療に至るまで、地域全体で切れ目なく必要な医療が提供できる「地域完結型医療」の実現を目指しております。

 開設と同時に、両病院間で電子カルテを導入し、患者さんの利便性あるいは職員の業務の効率化を図るとともに、この4月からは、富士川病院において念願の5階病棟を再開し、積極的な入院患者の受け入れを開始しました。さらに、救急患者対応においても、峡南地域夜間急患医療担当(輪番制)を、急性期医療を担う基幹診療型病院の富士川病院に集約することで、これまで以上に積極的に受け入れていく方針としました。また、市川三郷病院においては、産科セミオープンシステムを導入し、妊婦健診をスタートします。これまで峡南地域には妊婦健診ができる医療機関はありませんでしたが、今後は市川三郷病院で受けられるようになることで、妊婦の負担軽減が期待されています。

 平成27年度は、企業団として、開設後の第一幕を終え、第二幕が始まります。引き続き、職員全員で経営改革を行うとともに、「地域完結型医療」の具体化に向けて、その基盤を築いていかなければなりません。また、両病院の機能分化・役割分担、市川三郷病院の建て替えも含めて、具体的な内容の決定を早急に示したいと思います。今年度が、企業団にとりまして、非常に大事な一年となることは間違いありません。

 町民が何を求め、何を期待しているのか、また、町民の喜びと満足のために、どのようにサポートができるのかを、「感じて、考えて、動くこと」を日々心掛け、町民と真摯に向き合い、コミュニケーションを大切にしながら、これからもそれぞれの個性や能力を最大限発揮していきたいと思います。引き続き、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

平成27年4月1日

峡南医療センター企業団
 企業長 河野哲夫