映画「いしゃ先生」きょう7日に県内公開 主演・平山あやさんに聞く「周子の強さに憧れて」

2015.11.10

映画「いしゃ先生」きょう7日に県内公開 主演・平山あやさんに聞く「周子の強さに憧れて」
2015.11.08  山形新聞



 西川町大井沢で地域医療に生涯をささげた医師志田周子(ちかこ、1910~62年)をモデルにした映画「いしゃ先生」が7日、県内で公開される。町内外の有志が「志田周子の生涯を銀幕に甦(よみがえ)らせる会」(阿部幸一会長)を組織し、映画化を実現。尾花沢市出身のあべ美佳さんが原作・脚本を担当し、多くの地元エキストラが撮影に参加した。主演の平山あやさんが6日、山形市の山形メディアタワーを訪れ、見どころを語った。

 ―志田周子の生き方をどう思ったか。

 「女性だし、結婚したいという夢もあったと思う。だが、自分が生まれ育った村のため、地元に戻った決意がかっこいい。人のために自分の力を出そうと考えることができる女性だと思う。覚悟があり、言葉で言い表せない強さを秘めている。私もこういう人になりたいと強く思った」

 ―周子を演じることにプレッシャーはなかったか。

 「実在の人を演じるのはプレッシャーだ。特に志田先生は女医として素晴らしい人生を生きたかっこいい女性。私にできるかなという不安が大きかった。志田先生のことを知っている方たちを裏切ってはいけないとも思った。そういう気持ちを忘れずにいなければと思って、撮影中はずっと緊張しっぱなしだった」

 ―県内各地でロケが行われた。撮影中の思い出は。

 「志田先生を知っている年配の方がエキストラで参加していて、私が白衣を着て聴診器を掛けると、涙をためて『すごく似ている』と言ってくれるおばあさんがいた。撮影の合間の楽しみは、地元のお母さんたちが一生懸命作ってくれた温かい料理を食べることだった。山形は水も野菜もお米も全部おいしい。おいしくて芋煮を3、4杯食べたこともある」

 ―映画の見どころは。

 「山形の皆さんの協力があってできた。それが映画の中でもよく出ている。山形はすごくすてきで、きれいなところだと思うが、そういう景色もたくさん出てくる。志田さんの強さ、温かさが描かれていて、県民の皆さんにきちんと見ていただける映画を作ったと思っている。その気持ちが伝わればいいなと思う」

 7日は、フォーラム山形、ムービーオンやまがた、イオンシネマ天童、フォーラム東根で、8日は鶴岡まちなかキネマで舞台あいさつが行われる。