病床削減で首長が意見*北網圏域調整会議が初会合*北見

2015.09.02

病床削減で首長が意見*北網圏域調整会議が初会合*北見
2015.09.01 北海道新聞 


 北見や網走など10市町で将来的に必要な病院のベッド(病床)数を議論する「北網圏域地域医療構想調整会議」(事務局・オホーツク総合振興局)の初会合が8月28日夜、北見市内で開かれた。人口減や在宅治療への移行により、同圏域の2025年時点の病床数の削減幅が、最も小さい場合でも13年比26・4%減となるという道の推計に対し、首長など出席者から課題を指摘する声が相次いだ。

 北網圏は道内21の2次医療圏の一つで、北見、美幌、津別、訓子府、置戸、網走、斜里、清里、小清水、大空の各市町が範囲。道の推計では13年の病床数3323床が、25年には2306~2446床に減る。最少の場合、救命救急などの「高度急性期」が275床、緊急性が高い「急性期」が790床、リハビリなどの「回復期」が740床、療養病床にあたる「慢性期」が641床としている。

 会議には10市町の首長や圏域内の医療機関、医師会など約30人が出席。大空町の山下英二町長は、入院治療から在宅治療や介護へ転換を促す国の方針を踏まえ「圏域内の介護の状況も把握する必要があるのでは」と指摘。斜里町の馬場隆町長は「医療従事者や介護スタッフの確保は困難を極めている」と述べ、地域医療や介護を持続可能にする施策の重要性に触れた。

 同会議は来年3月、必要病床数の最終案をまとめる。これを受け道は、来夏までに地域医療構想を策定する。