選挙:酒田市長選 2新人が立候補 まちづくり争点に /山形

2015.09.01

 
選挙:酒田市長選 2新人が立候補 まちづくり争点に /山形
2015.08.31毎日新聞



 現職の死去に伴う酒田市長選が30日、告示された。ともに無所属新人で、元衆院議員の和嶋未希氏(43)と、前副市長の丸山至氏(61)=公明、自民酒田市内4支部推薦=が立候補を届け出た。人口減少が進む中でのまちづくりのあり方などを争点に一騎打ちの構図となった。

 前回(2012年10月)の市長選で約2万5000票を獲得しながら、先月20日に咽頭(いんとう)がんで急逝した本間正巳氏に惜敗した和嶋氏は「攻めの酒田へ」をキャッチフレーズに掲げ、市政の刷新を訴える。一方、本間氏の後継を自任する丸山氏は「すべては酒田市民のために」をモットーに、本間氏の施策を引き継ぎ、発展させると強調。

 投開票は9月6日。離島の飛島では同4日に繰り上げる。8月29日現在の選挙人名簿登録者数は8万9604人(男4万2105人、女4万7499人)。【高橋不二彦】

 ◆候補者の第一声(届け出順)

 ◇食と農産物を海外に 和嶋未希

 和嶋候補は酒田市新橋5の選挙事務所で午前8時半から出陣式を行った。民主党の石黒覚県議や連合山形幹部ら支援者約300人(陣営発表)が集まり、必勝を祈願した。その後の第一声で、「酒田を東北の国際都市に成長させる」と決意を述べ、「酒田の食と農産物を海外に輸出し、チャーター便で外国人観光客を1万人誘致する」と訴えた。

 和嶋氏は、市長1期ごとの退職金2700万円の廃止のほか、給与や賞与の削減も含め身を削って市政運営に取り組む覚悟を示し、「市全体の発展のために、合併前の旧3町の底上げに力を入れる」と強調した。

 さらに、「酒田は、まちを自分たちで作っていくという強い自治の心で発展してきた。国や特定の政党にこのまちの行方は決められない」と声を張り上げた。応援演説に立った石黒県議は「女性の活躍が世界的に求められている今、酒田初の女性市長を誕生させよう」と述べた。【長南里香】

 ◇発展の流れ止めない 丸山至

 丸山候補は同市松原南の選挙事務所に隣接する店舗駐車場で支援者約300人(陣営発表)を前に第一声。「本間正巳市長が築き上げてきた課題解決の流れを私が引き継がなくて誰がやるのか。産業力の強化や人口減少の抑制といった課題を克服し、にぎわいをもたらすさまざまな施策に取り組み、『ここに住んで良かった』と思われる酒田をつくっていく」と決意を述べた。

 丸山氏は「発展の流れを止めない、そういうリーダーの選択は私しかいない。今、スイッチの入れ直しは(市政の)停滞、後退につながる。投票日に向けてしっかりと市民に訴える」と強調した。

 さらに、「当選した暁には期待に応えられるよう、『すべては酒田市民のために』の心意気で頑張る。どうか私に力を貸してほしい」と支持を訴えた。出陣式には、自民の加藤鮎子衆院議員や公明の若松謙維参院議員、原田真樹・庄内町長、市選出の自民3県議らも駆け付けた。【高橋不二彦】

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和嶋未希(わじま・みき) 43 無新

 [元]衆院議員[歴]企画制作会社員▽県議▽民主党県幹事長・副会長・会長▽衆院農水委員▽日大

丸山至(まるやま・いたる) 61 無新

 [元]副市長[歴]市商工港湾課長・企画調整課長・地域医療調整監・財務部長・総務部長▽山形大=[公]