埼玉県/病床702床の配分先公募へ/8月から手続き開始

2015.07.22

埼玉県/病床702床の配分先公募へ/8月から手続き開始
2015.07.21 日刊建設工業


 埼玉県は地域保健医療計画に基づく15年度の公募手続きを8月に開始する。病床数の上限は702床。がん、脳卒中、急性心筋梗塞(こうそく)を扱える高度専門医療など地域の存続に不可欠な医療機能の確保を前提にした事業計画案を求める。10月から計画案を受け付け、県の医療審議会の審査を経て、16年3月末までに採用する計画を決定、18年3月までに着工してもらう。公募のスケジュールは、17日にさいたま市南区の別所沼会館で開かれた県医療審議会で明らかにした。

 県は、高齢化に伴う医療需要の増大に対応するため、最大1502床の増床を可能とする地域保健医療計画の改定を14年9月に行っている。うち800床については、学校法人の順天堂がさいたま市(緑、岩槻両区)内に整備する新病院に割り当てる方針が3月に決定。今回の公募は残りの702床を対象に行う。

 新病院に導入する機能には、▽高度専門医療▽小児医療▽周産期医療▽救命救急▽災害時医療▽地域医療支援▽在宅療養支援▽リハビリテーション▽神経難病医療▽緩和ケア▽後天性免疫不全症候群に対応する医療-などを想定している。

 順天堂による病院整備は、県内の医療機関へ派遣できる医師の確保や育成などを目的としているが、今回は、疲弊する地域の医療機能の充実を図るのが狙いだ。

 新病院の開設を想定している県内地域(二次保健医療圏)は次の計8エリア。

 ▽南部(川口、蕨、戸田各市)

 ▽南西部(朝霞、志木、和光、新座、富士見、ふじみ野各市、三芳町)

 ▽東部(春日部、越谷、草加、八潮、三郷、吉川各市、松伏町)

 ▽さいたま(さいたま市)

 ▽県央(鴻巣、上尾、桶川、北本各市、伊奈町)

 ▽西部(所沢、飯能、狭山、入間、日高各市)

 ▽北部(熊谷、深谷、本庄各市、寄居、美里、神川、上里各町)

 ▽秩父(秩父市、横瀬、皆野、長瀞、小鹿野各町)。