志田周子モデルの"県民映画"「いしゃ先生」が完成 25日、西川町で試写会 県内先行上映は11月

2015.07.21

志田周子モデルの“県民映画”「いしゃ先生」が完成 25日、西川町で試写会 県内先行上映は11月
2015.07.18 山形新聞



 西川町大井沢で地域医療に生涯をささげた医師志田周子(ちかこ、1910~62年)をモデルにした映画「いしゃ先生」が完成し、25日に同町で関係者向け試写会が開かれることになった。尾花沢市出身のあべ美佳さんが原作・脚本を担当し、県内各地で行われたロケに多くの地元エキストラが参加した“県民映画”。全国公開に先立ち、11月に県内先行上映が予定されている。

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 周子は東京女子医学専門学校を卒業して医者になりたての26歳の時に、村長を務める父の願いに応えて大井沢診療所の医師として着任。その後51歳で亡くなるまで、陸の孤島といわれた豪雪地で村人の命を守るために献身した。

 町内外の有志らが「志田周子の生涯を銀幕に甦(よみがえ)らせる会」(阿部幸一会長)を組織し、募金活動を展開するなどして映画化を実現。あべさんが実話を基にエンターテインメント作品に仕上げた。周子役は平山あやさん。永江二朗監督がメガホンを取り、去年10月から今年2月まで、同町や大江、尾花沢など県内7市町内でロケを行った。エキストラだけでなく、衣装や小道具づくりなどで多くの県民が映画制作に参加。撮影時の食事提供など間接的にも支援した。

 完成披露試写会は西川交流センターあいべで地元関係者向けに行う。阿部会長は「制作に協力いただいた方は大勢いるが会場の都合で人数を限定せざるを得ないのが心苦しい」とした上で「どんな作品に仕上がったのか楽しみ。地元で盛り上がると中央での人気に火が付くと聞いており、試写会を契機に県内での先行上映に向けて宣伝活動に力を入れていきたい」と話している