兵庫県、西宮市/公立病院のあり方で報告書/連携・再編の可能性探る

2015.06.16

兵庫県、西宮市/公立病院のあり方で報告書/連携・再編の可能性探る
2015.06.12 日刊建設工業新聞



 兵庫県と西宮市は、同市内にある県立西宮病院(六湛寺町)と市立中央病院(林田町)の現状と課題を探る意見交換を行い、両者で共有した課題の解決に向け、役割分担や連携、再編などさまざまな取り組みの可能性を検討していくとした報告書をまとめた。

 市は両病院の統合を視野に入れている一方、県は建て替えなどを将来計画に位置付けておらず、今後の交渉時期は未定だが、引き続き検討を進める。

 県立病院(敷地約8790平方メートル)は、救命救急センターの指定を受けているものの、心臓血管外科が未設置で、呼吸器内科や神経内科の充実も課題となっている。本館(SRC造地下1階地上11階建て)など3棟で構成し、最も古い建物は68年に完成した3号棟(RC造5階建て)。3棟とも耐震工事は完了しており、今後20年程度は使用可能だが、診療機能の充実に必要な拡張の予知はない。県の「第3次行財政構造改革推進方策」で統合再編や建て替え整備の将来計画を定めていない。

 一方、市立病院(敷地1万2280平方メートル)は医師不足のため、急性期・総合型病院として必要な診療機能が不足し、完成から40年が経過した建物(RC造地下1階地上6階建て)の老朽化への対応と耐震化が最大の課題となっている。放射線治療など耐用年数を超えた医療機器の更新も必要という