新中核病院 筑西・養蚕地区に建設 協議会提示 18年10月開院目指す

2015.06.26

新中核病院 筑西・養蚕地区に建設 協議会提示 18年10月開院目指す
2015.05.28 茨城新聞



筑西市と桜川市が進める新中核病院建設に向け、具体的な計画を検討する「筑西・桜川地域公立病院等再編整備推進協議会」(会長・山口巌県医療改革担当顧問)の2回目の会合が27日、筑西市二木成の県筑西合同庁舎で開かれ、新中核病院の建設地の候補地として同市養蚕地区の筑西幹線道路沿いが示された。2016年8月着工、18年10月の開院を目指す。

会合の中で、山口会長は「協議内容はパブリックコメント(意見公募)を経た上で基本構想をつくり、次回協議会で示したい」と説明し、7月の第3回会合で示す構想の中に具体的な建設場所などが盛り込まれるとみられる。

会合では建設場所のほか、病床の規模や機能分担、経営形態について協議。病床の規模は合意見直しの際に想定した新中核250床、桜川市立病院(仮称)120床とし、新中核は地方独立行政法人が運営し、桜川市立は民間医療法人による指定管理とすることで了承した。

また、19日の桜川市立病院整備委員会で示された同病院の建設地については、北関東自動車道桜川筑西インターチェンジ(IC)に近い長方(おさかた)地区の準工業地域から高森地区周辺のエリアとすることが正式に了承された。

機能分担については、委員から「周辺との病院との連携を分析する必要がある」「特徴のある病院にしなければ経営は厳しいのではないか。将来性がない病院を造ってはいけない」など多くの意見が出されたことから、意見を踏まえて基本構想を作成するとした。

また、今後のスケジュールについては、本年度中に基本設計を済ませ、16年8月に建設工事に着手し、18年10月の開院を目指す方針が示された。(大高茂樹)

★県西地域の新中核病院建設問題

県西地域の医療体制を整備する県の地域医療再生計画に基づき、県西総合病院(桜川市)と筑西市民病院(筑西市)を再編統合し、新たに高度救命救急医療に対応する新中核病院を建設するのが狙い。2014年3月、新中核病院を筑西市単独で整備し、桜川市が強く要望した県西総合を存続させることで両市が合意。しかし、国が全体の病床数などに難色を示したため、新たな病床再編計画の策定を迫られ、筑西市民と県西総合、民間の山王(桜川市)の3病院を再編統合する計画に見直した。