第三者機関となる「医療事故調査・支援センター」の募集も開始

2015.05.11

第三者機関となる「医療事故調査・支援センター」の募集も開始

医療事故調査制度の省令が公布

今年10月からの制度試行に向け


2015/5/10

満武里奈=日経メディカル 
 

厚生労働省は5月8日、今年10月に運用が開始される医療事故調査制度の省令を公布した。3月に示された省令案と基本的には同じ内容。併せて、都道府県知事宛ての通知も発出された。

 さらに同日には、省令案に対するパブリック・コメントも開示され、各コメントに対する厚労省の見解とともにウェブサイトにアップされている。集まったパブリック・コメントは151件だった(関連サイト)。

 省令・通知案は昨秋から半年を掛けて検討会で議論され、今年3月に示された。その後、3月23日から4月21日までパブリック・コメントを募集していた。ただし、省令・通知には具体的な院内事故調査手法などは記載されていない。院内事故調査手法などより具体的な手順については、病院団体などが示すガイドラインやマニュアルに委ねられる見通しだ。

 なお同日、第三者機関となる「医療事故調査・支援センター」の募集も開始された(厚生労働省ホームページ)。申請期限は5月22日で、審査を経て厚生労働大臣が指定する予定だ。

 医療事故調査制度は、病院、診療所または助産所で「予期せぬ死亡事故」が発生した場合に、民間の第三者機関に報告し、事故の原因究明と再発防止を目的とした院内調査を実施することを義務づける法律。2014年6月に医療事故調査制度を盛り込んだ改正医療法が成立しており、今年10月から施行されることが決定している(関連記事)。