特定機能病院の承認取り消しで日医が見解

2015.05.01

特定機能病院の承認取り消しで日医が見解


2015/4/30

三和 護=日経メディカル 
 

日本医師会は4月30日、社会保障審議会医療分科会が東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院に対して、特定機能病院の承認取り消し相当という結論を出したのを受け、日医としての見解を発表した。

 2病院に対しては、「これまで医療の各分野で最先端を担い、たとえば群馬大学であれば、県内唯一の大学病院として、高度な医療を必要とする県内全ての患者に応えてきた」と指摘

特定機能病院の承認が取消し相当となったとはいえ、両病院には引き続き、医育機関として教育機能を持ち、高度な医療を広範囲の地域で提供する大学病院としての機能を担い続けることが求められている」とした。

 その上で、「両病院は、今回の審議結果を重大に受け止め、安全管理体制と能動的なチェック機能の構築、大学病院としてのガバナンス、病院の開設主体と管理者との適切な関係構築に、真摯に取り組んでもらいたい」と注文。

さらには「このような再発防止に向けた取り組みを進め、医学教育・研究機関、また地域医療を支える重要な基幹病院として、患者や地域の信頼を1日も早く回復されることを強く希望する」と表明した。

 最後に今年10月に施行される医療事故調査制度に触れ、「この医療事故調査制度が真に医療安全に資する制度として機能することによって、今回のような事案も、より早い段階で原因究明と再発防止策が立てられ、被害の拡大を食い止めることができるものと確信する」と強調。「医療安全の向上のために、私ども医師会組織全体としても、医療界はもとより、患者・国民とも一体となって、この制度を充実した内容にしていくべきものと考える」と締めくくっている。


■参考情報
・東京女子医科大学病院・群馬大学医学部附属病院の特定機能病院の承認取消しについて(日本医師会)