12公立病院半数が赤字 患者減、マイナス幅拡大 県内13年度

2015.04.03

12公立病院半数が赤字 患者減、マイナス幅拡大 県内13年度
2015.03.31 山梨日日新聞



 県がまとめた、県内12公立病院の2013年度事業会計決算によると、本業の医業に関わる経常損益の合計は10億1239万円の損失で、13年連続の赤字となった。赤字を計上したのは甲府、都留、大月、北杜市立甲陽、上野原、市川三郷の6病院。外来・入院患者が減少傾向とみられ、県全体の赤字幅は2億3843万円(30・8%)拡大した。〈樋川義樹〉


 12病院は、甲府、富士吉田、都留、山梨(牧丘)、大月、韮崎、北杜(塩川、甲陽)、上野原、甲州(勝沼)、市川三郷(当時)の11市町立病院と、身延・早川両町の組合立の飯富病院。病院が行う介護施設などの運営事業も決算に含む。

 県市町村課によると、甲府の赤字は6億1068万円で、12年度より6458万円縮小。一方で、上野原は12年度より1億3486万円多い1億8144万円、大月も9694万円多い2億177万円の赤字を計上した。都留は12年度黒字から転落し、2773万円の赤字。このほかの赤字は甲陽が9578万円、市川三郷が1891万円だった。

 同課は各病院の赤字について、「それぞれの病院の患者の状況を詳しく見る必要があるが、数字上は入院・外来患者の診療報酬など医業収益が減少したことが主な理由とみられる」と説明している。

 累積赤字の合計は146億1755万円で、4億6541万円縮小した。甲府が98億4636万円で全体の67%を占め、大月16億505万円、富士吉田15億5239万円などだった。累積赤字がないのは4病院。

 1年間の延べ入院患者数を延べ病床数で割った病床利用率は平均66・6%で、前年度より0・9%上昇。病院別では飯富の96・1%が最も高く、塩川が91・5%など。常態化した場合に国が病床削減の検討を求める70%を下回ったのは、大月や市川三郷など6病院だった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

公立病院の再編計画 総務省、都道府県に参加要請 改革新指針まとめる
2015.04.01 秋田魁新報


 総務省は31日、公立病院改革に関する新たな指針をまとめた。都道府県に対して、市町村立分も含めた病院の新設・建て替えや、再編・ネットワーク化の計画づくりに積極的に参加するように求めた。地域医療の体制整備でこれまでより重い責任を持たせる内容となっている。

 厚生労働省が2015年度から導入する「地域医療構想」を反映した。複数の市町村にまたがる2次医療圏(全国で344地域)ごとに、都道府県を中心とした協議会を設置。人口減などを考慮し、民間も含め病院ごとの病床数や機能を調整する構想だ。

 新指針は公立病院について「小児など不採算部門やへき地の医療、高度・先進医療を提供していく役割がある」と強調。設置自治体に対しては、20年度までを期間とした改革プランを早急に策定するよう要請した。都道府県は、市町村のプランに盛り込まれる再編などの計画が地域医療構想と矛盾しないよう適切に助言すべきだと指摘した。

 また、病院の新設や建て替え費用への地方交付税支援について、総務省が都道府県の意見を踏まえて是非を決める仕組みに改める方針を示した。

 公立病院改革の指針は、07年に策定。今回が初めての見直しとなる。【共同通信 秋田魁新報】