看護師確保へ連携 大学生対象に入学支度金や奨学金 旭市と国保旭中央病院

2015.03.23

看護師確保へ連携 大学生対象に入学支度金や奨学金 旭市と国保旭中央病院 /千葉県
2015.03.15朝日新聞



 旭市と国保旭中央病院は新年度から、連携して看護師確保に乗り出す。まずは4年制大学の看護学生を対象に、入学支度金や奨学金を充実させる。

 新年度から、市は4年制大学の看護学生で、市内の医療機関に従事しようとする人を対象に、入学支度金40万円の貸付制度を創設する。
2年間就業で返済免除される。

同病院も年間60万円だった4年制大学の看護学生への奨学金を、新年度から120万円に倍増する。4年間就業で返済免除される。

 同病院は病床数989床、医師237人、看護師847人。

自治体立の病院として全国一の外来患者を抱える。これまで看護師の確保は同病院だけで取り組んできた。附属看護専門学校があり、毎年約60人の卒業生はほとんどが同病院に就職するという。

 一方、奨学金返済が免除される就業期間を過ぎると、毎年100人前後が退職。不足分は、子育てが終わった看護師に再就職を働きかけるなどして、やり繰りしてきたという。今春も94人が退職する予定で、地元に帰ったり、ほかの医療機関に移ったりする。

 同市の担当者は「周辺自治体の多くは、病院とともに看護師の確保策を進めている。確保策を進めないと病院経営にも影響しかねない。手をこまねいてはいられない」と話す。