医療功労賞 中央表彰に赤木院長 久美浜病院 「京丹後 福祉都市に」=京都

2015.03.17

医療功労賞 中央表彰に赤木院長 久美浜病院 「京丹後 福祉都市に」=京都
2015.03.15 読売新聞


 地域医療に長年、貢献した人を顕彰する「第43回医療功労賞」(読売新聞社主催、エーザイ協賛)の中央表彰者が決まり、府内からは京丹後市立久美浜病院の赤木重典院長(62)=写真=が選ばれた。表彰式は20日、東京で行われる。

 医療や福祉、行政などが連携し、持病のある高齢者らを見守る「地域包括医療・ケアシステム」を構築した先駆者の一人。府表彰に続いて中央表彰を受けたことに、「まさか受賞するとは思わなかった」と驚きつつ、「地域全体が受けた賞。一緒にやってきた仲間のおかげ」と謙虚に喜ぶ。

 久美浜病院で1997年から共に働く岩見均・副院長(57)は「院長は常に患者のことを考えて行動している。私たちには厳しいが、それも患者本位に由来するので、納得できる」と評価。そのうえで、「システムの構築に協力してきた仲間として、中央表彰はうれしい」と話す。

 地域で高齢者に目配りする仕組みは、全国の過疎地などに広がった。だが、赤木院長は、そんな現状にも安心はしていない。「全国的な規模で訪れる超高齢化社会で、都市部の高齢者を預かれる福祉施設が不足する」と指摘。その目は、近い将来、直面するであろう課題に向けられている。

 「京丹後市を、都市部の高齢者を受け入れる福祉都市にしたい。そうすれば、医療、福祉の分野で雇用も生まれ、地域の活性化につながる」。すでに、目指す道は決まっている。