帝国データバンク調べ。病院の件数は横ばいも診療所が急増

2015.03.13

帝国データバンク調べ。病院の件数は横ばいも診療所が急増

医療機関の休廃業・解散が5年で3倍に


2015/3/12

江本哲朗=日経ヘルスケア 
 
(株)帝国データバンクは3月11日、医療機関における休廃業・解散が2014年に347件に上ったことを公表した。

前年比12.7%増で、同社が集計を始めた2007年以降では最多となる。なお「休廃業」とは、事業停止の状態のことで「廃止届」を提出して事業を終えるケースも含む。また「解散」は、商業登記などで解散が確認されたケースを指す。

 休廃業・解散をした医療機関を業態別に見ると、病院が30件、診療所が271件、歯科医院が46件だった。2007年からの年次推移では、診療所の休廃業・解散事例の急増が目立つ(図1)。



 
図1◎医療機関の休廃業・解散の年次推移

 一方、2014年の医療機関の倒産(任意整理・法的整理されたケース)件数は29件で、2012年以降は減少傾向にある。これについて帝国データバンクは、「『地域経済活性化支援機構』や『中小企業金融円滑化法」が活用された影響である」と分析している。

 2014年に休廃業・解散に至った医療機関の代表(理事長)の年齢が判明した230施設のうち、27.0%が70歳代、23.5%が80歳代以上だった。特に診療所では、院長や理事長の高齢化が進む中、事業承継者が見つからずに廃業を余儀なくされるケースが増えていると言えそうだ
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帝国データバンク調べ。都道府県別では北海道が最多

介護事業所の休廃業・解散が3年で3倍に


2015/3/12

江本哲朗=日経ヘルスケア 
 
(株)帝国データバンクは3月9日、老人福祉事業者の「休廃業・解散」動向調査の結果を公表した。介護事業者の休廃業・解散は2014年に130件で、前年から1.6倍に急増していた。

なお「休廃業」とは、事業停止の状態のことで「廃止届」を提出して事業を終えるケースも含む。また「解散」は、商業登記などで解散が確認されたケースを指す。

参考記事:医療機関の休廃業・解散が5年で3倍に

 2014年の介護事業者の倒産(任意整理・法的整理されたケース)件数は45件で、これも過去最高水準だった(図1)。帝国データバンクは「介護報酬の引き下げや介護保険給付対象の縮小など経営環境の悪化と、介護従事者の不足によって、休廃業や解散、倒産件数が急増しているとみられる」と分析している。



 
図1◎介護事業者の「休廃業・解散」「倒産」の年次推移

 2014年に休廃業・解散した130件を都道府県別に見ると、一番多いのは北海道で16件。三重県(7件)、群馬県、東京都(6件)が続いた。同社が調査を始めた2005年から2014年までに休廃業・解散した428件の内訳でも、北海度が最多の45件を占めた。